テーマ:香水(938)
カテゴリ:<香水>
ペンハリガンの『ポートレート』シリーズは イギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。 ジョージ卿(『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心としており、 その娘婿のネルソン公爵の香りがこの『ザ デューク』。 『お騒がせネルソン公爵/Much Ado About The Duke』というネーミングの意味から、 妻のローズ(『The Coveted Duchess Rose/誰からも愛されるローズ公爵夫人』) とはどうやらあまり上手くいっていないようで、 テディ(『Terrible Teddy/悪い男テディ』)という男性が本気で恋に落ちてしまう… となんだか波乱の予感。 ですが、夫婦揃って『ローズ』をメインとした作品なので この物語はさておきパートナーとカップリングで合わせると素敵です。 ボトルキャップのキャラクターは『犬(天真爛漫・フレンドリー)』 ■香調:エンシャンティング スパイシー ローズ 柔らかくなめらかなレザーの香りと共にペッパリーローズやジンが広がる、 フローラルでありながらも男性的なウッディノートが香るフレグランス キーノート:ペッパリーローズ、ジン、レザリーウッド ■感想:私の好み度<80> 『大人のユニセックスローズ』 公式説明の『フローラルでありながらも男性的』そのもの。 トップはジンの爽やかで辛味のある香りですが甘さもありアルコール入りラムネっぽい感じ。 アルコールや炭酸のツンツンとするような刺激はなく微炭酸の軽やかさとまろやかさ。 それは宙に浮いているような不思議なスタート。 いわゆる整髪料的なメンズフレグランスのウッディさは広がりますが ミドル以降からがとてもユニークで、ウッディとローズの掛け合いのような変化があります。 ローズは品種までは分かりませんが開花し甘みが増す時の生花そのもの。 それにウッディの青さ加減によるものかローズに鼻を近づけ感じる青葉のような匂いも。 ラストまでメインになるローズ&ウッディが薄く淡くなっていく終わり方はエレガント。 この作品のレザーやウッディ系を薄めていき女性的になると 資生堂『ローズ ロワイヤル/2006』になりそうです。 ■液の色 ラベンダーパープル。 妻の『The Coveted Duchess Rose』の作品はオーキッド、 と夫婦揃ってパープルトーン。 ■拡散性・持続性 拡散性は普通からやや強め、持続性はやや長め。 ペンハリガンのEDPにしてはしっかりとした強さがあります。 ■季節 春・秋冬。 ■年齢 男性なら20代後半、オフィスに女性が多い環境ならメンズらしさもありつつ溶け込みやすい香り。 女性では30代からオフィスでも可能。 ただローズとはいえメンズの強さがでる場合は 香水に詳しくない人には『整髪料の匂い』と思われがち? ■リピートは? 2mlでしっかりと楽しめたので現品購入の予定はありませんが好きな香りです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.06.06 18:43:19
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