テーマ:香水(935)
カテゴリ:<香水>
■コンセプト フランスの海岸線の町、暑い夏の日に海辺を歩いた鮮やかな記憶を閉じ込めた レプリカ オードトワレ『ビーチ ウォーク』。 照りつける太陽の下、あたたかい砂の上で感じる潮風、口の中で感じる塩味、 そして日焼け止めの甘い香りの記憶を呼び起こす温かく幸福な香りが特徴です。 ココナッツミルク、ムスク、ベルガモット、イランイランによって再現された 懐かしい香りをお楽しみください。 ■調香師 ・Jacques Cavallier/ジャック キャヴァリエ ・Marie Salamagne/マリー サラマーニュ ■香調: トップ:ベルガモット、ピンクペッパー、レモン ミドル:イランイラン、トランスルゾン、ヘリオトロープ、ココナッツミルク ラスト:セダー、ホワイトムスク、ベンゾイン ■感想:私の好み度<75> パウダリーココナッツミルク。 トップにしては甘めのシトラスのレモン、ベルガモットで イランイランが大人な甘さとひねりを足しています。 春の野原に広がる黄色や白の花々のような牧歌的フローラル。 それに少し潮風のようなマリンノートを感じ 「ここは海辺に近い野原なのかなぁ…」と景色が広がります。 人の声と波音が調和し大人や恋人たちがゆっくりと過ごす浜辺。 ミドルになるとココナッツとヘリオトロープで夏らしさのあるパウダリー。 このバランスが素晴らしく ココナッツドリンクのクリアさまではいきませんが よく冷えた杏仁豆腐のような爽やかな甘さ。 そこにヘリオトロープの桜餅系のパウダリーが絶妙にブレンド。 この二つのノートが好きな方は試してほしいです。 優れた点は他にもあり、日本の夏でも使いやすいこと。 ココナッツの夏らしさ、ヘリオトロープの風呂上がりのようなパウダリーが 高温多湿につぶされずきれいに香ります。 イランイランが多いと私はクラシカル、エキゾチックに感じがちですが 『ビーチウォーク』では平凡なグルマンにならない隠し味のような配合で パウダリーの奥に潜むことで大人な甘さに整えています。 また、私には強いとケミカルな甘さに感じリラックスできないベンゾインが ほどよいバランスだった点もよかったです。 ざっくり表現するなら、 リゾート地のホテル・雑貨店の香り、 コンセプトにもあった『日焼け止めを塗った』人とすれ違った時、の香り。 ■液の色・ボトル 淡いベージュ 約φ11×h60mm[2ml] フランス製 ■拡散性・持続性 拡散性は普通、持続性はやや弱め。 ■季節 4月から8月。ベストは初夏! ココナッツの甘さが強くなるなら真夏は不可。 季節感をあまり意識しないなら秋冬の重さはないけれど通年も。 ■年齢 20代以降。やや女性向き。 ココナッツの甘さが悪目立ちしなければオフィスでも。 シアーな甘さが石鹸っぽいので甘めが好きな男性、 20-30代前半までならアロハシャツで。 サーファーなら、もう少し塩っぱさ、スパイシーな作品が似合うかも? ■『ココナッツミルク』つながりなら… ミュウミュウ『フルール ド レ(2023)』 マンゴー×オスマンサス×ココナッツミルクで 『マンゴーポメロサゴ』というデザートをコンセプトとした作品。 『ビーチウォーク』と比べるとグルマン・フルーティーが強いお菓子系。 ■リピートは? サンプルで十分楽しめボトル購入なし。 系統は違うけど、夏の浜辺ならボビイブラウン『ビーチ(2009)』が好き。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.16 23:00:00
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