【ブログ】オリックスvs.ヤクルト 日本シリーズ 2022
2年続けてこの組み合わせだった日本シリーズ今年は、オリックスが26年ぶりに日本一になり阪急・近鉄時代から続いていた対ヤクルト連敗記録に終止符を打った!1978年の時は、上田監督が1時間以上にわたって抗議するという1995年の時は、シリーズ終了後、オリックスの田口選手が「古田さん、兵庫県出身でしたよね。」という掛け合いが面白かった2001年の時は、2試合続けてレフトスタンドで観戦!タフィーローズが手を振ってくれた…でも連敗した!ここ2年の戦いは僅差のゲームが多く、内容も凄く濃かった。最初の3試合は、「やっぱり今年もヤクルトかなぁ」と思わせるような戦い第1戦では、絶対的エースのオリックス山本で負け「流石、高津監督!山本の攻略法を見事成功させた」と思わせ第2戦では、活きのいい若手の一発で同点にし第3戦では、不調だった山田と好調の塩見の打順を入れ替えたことが功を奏した「塩見とオスナの打順を近くにすると、もっと脅威になる」と思ってたことやこの時点では村神様もそこそこ打ててたので、、第3戦の打順も今後も続くものだと思ってた。一方、オリックスは、チャンスにラオウ杉本に回ってくるめぐりあわせで、吉田よりも杉本次第かな、と思ってた。第4戦では、その杉本の一打でオリックスが虎の子の1点も守ったこの試合が、ヤクルトに暗い影を落とし始めたのかもしれない。打線がオリックスセットアッパー四天王に抑えられ始めた。第5戦では、吉田の2発でサヨナラ勝ち…この試合は、お互いにミスが出た。オリックスは好調紅林に送りバントさせて失敗!ヤクルトはマフガフの一塁暴投→吉田にサヨナラ打…マフガフは、吉田との対戦成績があまり良くなく、次が杉本だったのもあって(ただ、杉本も当たり始めてたので迷う所ではあるが)性急に勝負に行ったのは疑問が残った。第6戦では、ヤクルト打線が1安打完封を食らう…マフガフが再び暴投…。この暴投はなんでもない、前日の強襲打とは違って焦る必要のないバント処理…一塁カバーに入った山田が取れたのではないか…とも思うし、その後ろのライトのカバーも凄く遅かったのではないかと感じた。このプレーがさらに歯車を狂わせたと思う。第7戦では、初球先頭打者本塁打!なかじマジック炸裂!で、この1点(と四天王の存在)がヤクルトの守備を狂わせた。5回のバント処理。山崎福は投手なので強打者ぶりを発揮?本当にいいバントで内野の間を抜けていった。次の太田もバントだが、シフト連携のミスで、満塁。多分だけど、この日マフガフがベンチ入りを外れたことで、ヤクルトナインに変なプレッシャーになったのかもしれない。それでも、オズナのファインプレーで2死までこぎつける。オズナはこの後も頭脳的⁈なプレーで失点を阻止している。攻守に大活躍だった。この後四球&死球で失点。杉本の一打が塩見の失策を誘って走者一掃して5点差に!それでも、四天王の一角だった吹田の主婦を打ち崩し、1点差まで追い詰めたのは、流石ヤクルトだと思った。人間がやることだから、ミスもでることもある。守備も定評があったヤクルトにあれだけミスが続いたのは、オリックスが絶えずプレッシャーを与え続けた結果だと思う。ミスをした塩見、村上、マフガフ(あとサンタナ)は、ヤクルトを日本シリーズに連れてきた貢献者!勝敗を分けたのは、監督としての判断だったのかもしれない。中島監督は、四天王を信頼しつつ、適材適所で配置転換をした。特に1番では、不調だった福田をあっさり変えて、松本や太田を抜擢。一方、好調の紅林を下位に固定した。高津監督は、不調の山田を第3戦を除いて3番で使い続けた。第7戦のマフガフを外したことが、この試合を難しくしたのかもしれない。たしかにクローザーの代わりに、経験者の石山を始め、田口や清水も行けたと思う。だったら、マフガフを6回辺りでセットアッパーで使うのも手だったと思う。日本シリーズが2年続て盛り上がったのは、試合全体だけでなく、局地戦においてもワンプレーワンプレーに見ごたえがあり、監督目線でもプレイヤー目線でも、通でも素人でも楽しめる内容だったからではないかと思う。杉本の気の抜けた空振りも、何か伏線があるように思えたのは、その雰囲気からかもしれないし、実際、目立つところでは攻守にわたって活躍していた…だからMVPだったんだろうが。来年もまた、この戦いだったら、面白くなるだろうなぁ