カテゴリ:学習理論
●「思考力破壊&感情破壊」に抜群の効果を発揮する高速多量学習
●幼児・児童期に高速多量学習をさせてはいけません。 ●体の制御以外(頭の中で行う学習)での高速反応の練習は考えることを拒否し考えるための基本回路である思考モデル(思考回路)作成を邪魔し、短絡的で幼い理論展開しかできない貧弱な思考回路しか作れずに思考の臨界期(12才)を越えてしまう危険性が非常に高くなります。 思考モデル(思考回路)は計算速度や多量の知識では何一つとして増加させることは出来ない。計算は「10の補数と九九」の反復にしか過ぎず知識の蓄積はコピーするという1つの回路しか使わない。考えるための基本回路を作るべき時期に回路を作って貰えなかった子供達は必然的に考えることは出来ない。全ては勘違い教育のなせるワザである。子供には能力がある。しかし、教育がなければ、その能力は不要な能力と判断されて自然淘汰される。...持って生まれた思考回路の設計図は結局、使われずに破棄される。 高速多量の学習は、実はもっと恐ろしい影響を与える。感情破壊である。そして、感情破壊は人間的な判断力を奪ってしまう。確かな自分の感情を育てるには自分の感情の流れを味わい納得する時間が必要となる。ところが、日常的に高速多量をよしとする学習環境にいると感情の流れを味わうことは出来ない。すると、自分の感情を感じられなくなり、自分の感情に従った正しい判断ができなくなる。そこで、他人の判断基準や幼稚な理論の結果として出てきた貧弱な結論を判断基準として自分の言動の拠り所とする。...自分の人生を歩めなくなる。 幼児・児童期の高速多量学習(徹底反復はスポーツ以外では厳禁)が子供達の健全な成長に致命的な悪影響を及ぼす理由である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月17日 09時45分33秒
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