ボクわからないよ。なんでいけないの?
先日、食堂で1人で食事していましたら、こんな光景に出会いました。前のテーブルの4、5歳くらいの男の子が、 箸入れの箸を沢山持ち出して遊んでいました。 それを見たお母さんが、 大きな声で、「○○ちゃん!」と名前を呼んでたしなめていました。そうすると、男の子の横に座っていたおばあちゃんが、 「そんなことをしたら怒られるよ。」と言っていました。男の子は、「なんでいけないの?」といったけげんそうな表情でした。子どもを叱るときは、 何故そのことをしてはいけないのか、理由をいわないと子どもはわかりません。理由を言わないで、 (誰かに)怒られるから・・・、では、子どもは怒られなければ、誰かにわからなければ、して良いのだ、と学習します。 そうしますと、何か悪い事をしても、 大人に、親に、誰かに、わかからなければ、 叱られなければ、やってよいのだと考えます。その積み重ねが、親(人)に嘘をつく子になり、 叱られなければ、わからなければ何をやってもよい、 という子になってしまいます。正直な子に育てるには、子どもの行動に対して 事の善悪がわかるように教え、 そうして、正直に親(大人)に話した場合には、 正直に話した行為そのものを褒める事です。先日の食堂の男の子は、何が悪いのかわからないままに終わっています。 その男の子は、今度はわからないように、同じ事をするかもしれないのです。<こころ> 人気ブログランキングに参加しています。クリックお願いします。m(_ _)m どんぐり学園の公式ホームページはこちらです。