昔の人は凄い
最近、頼山陽の「述懐」という漢詩を読みました。次の詩です。 十有三春秋 逝ゆく者は已に水の如し 天地始終無く 人生生死有り 安いずくんぞ古人に類して 千載せんざい青史せいしに列するを得ん【通 釈】十三歳となって、これまでを振りかえってみると、月日は川の流れのように過ぎ去ってもう二度とかえっては来ない。天地は永遠であり、始めも終わりも無い。しかし、人間には必ず生があり、死がある。それならば、なんとかして歴史上の偉人のように、自分も歴史の上に名を連ねたいものだ。この漢詩を12、3歳で作っているのです。頼山陽に限らず、昔の人は早い人は4、5歳から四書(論語、大学、中庸、孟子)を勉強しています。まず、「読み書きそろばん」を学び、四書をを読み、幅広い書物を読んでいます。そうして、自己の人間性を鍛え、知識を増し、己の考えを磨き、個を確立します。現在の日本は、多くの子ども達は、 良い高校、良い大学に入る為に受験勉強に精を出しています。受験勉強に精を出していますが、先の小学6年生の全国学力テストの問題で、次のような問題が解けない子が多く(約半数)います。 「9時40分に集合して、10時20分に目的地に(図書館?)着きたい。バス停から目的地まで20分かかります。何時のバスに乗ればよいですか。」 (時刻表が書いてあって、該当するバスの時刻は9時45分、55分(?))このような問題が解けないというのには、 1)試験ということで頭が混乱してしまう。 2)問題を良く読まない 3)本当に何が何だかわからない の可能性があります。 おそらく大人が説明すれば、全員が「なあんだ、そういうことか」とわかるでしょう。何れにしても試験でできないのです。昔の人たちの勉強と 今の世の中の勉強のどこが違うのでしょうか。<こころ> 人気ブログランキングに参加しています。クリックお願いします。m(_ _)m どんぐり学園の公式ホームページはこちらです。