皮膚のシワにコエンザイムQのクリームの効果は?
朝日新聞の朝刊に出ていたので少しビックリしましたね。皮膚はカラダのなかでも空気や光に一番晒されやすい部分ですから、酸素や紫外線によって酸化のストレスを受けやすいことは間違いないでしょうね。これらの酸化ストレスが皮膚の老化の一因であるとすれば、抗酸化作用のある コエンザイムQに皮膚の老化を防止する効果があるのではないかと考えるのもうなずけないわけではありません。「うむ、素直でよろしい」しかし、問題は皮膚から コエンザイムQが吸収されるかと言うことでしょうね。皮膚から吸収されなければその抗酸化作用も期待できないわけですよ。「結局吸収されないと言いたいんだな」まあ、そう言いたいところですが、どうも吸収されてそれなりの効果が期待できるという研究報告があるようですね。ドイツのバイエルスドルフという会社のHoppe博士という研究者が報告しているのですが、まず皮膚の上皮組織に浸透して酸化レベルを減少させることが測定できたということ、さらにはシワの深さを減少させることも見られたということで、コエンザイムQは紫外線の酸化ストレスに対して効果的で、酸化によるDNAのダメージを予防するとまで言っているわけですな。どうやらこのバイエルスドルフという会社は、コエンザイムQ入りのクリームを売り出して大成功しているらしい。文献検索データベースのMEDLINEで検索しましたら以下の論文が出ていましたので、ジッサマも閑ならたまには論文でも読んで頭を刺激したらどうですか。1)Hoppe U.,et al.:Biofactors,9:371,19992)Blatt,T.et al.:Z.Gerontol.Geriatr.,32:83,1999「今さら論文なぞ読みたくないわ。お前はどう思うのか結論だけを言え」まあ、コエンザイムQは飲んでもよく吸収されて体内に分布するようですから、個人的な意見を言わせていただければ、皮膚のある部分だけ一生懸命塗りたくって若返らせるよりも、飲んで全身に行き渡らせたほうが合理的なような気がしますね。あくまでも、コエンザイムQを飲むとしたらの話ですがね。コエンザイムQの検索結果/https://search.rakuten.co.jp/search/mall/