カテゴリ:サプリメント
難消化性デンプンは消化管からの吸収が悪いため、摂取カロリーを増加させないことから、糖尿病の患者さんにはオススメの食材とされています。
ところで、この難消化性デンプンには、インスリンの感受性を高め、筋肉などにおける糖の利用を高めてくれる効果のあることが、英国オックスフォード大學のRobertsons先生達の研究でわかりました。 この研究は、健康な人10人について、難消化性のデンプンを1日30g4週間摂取させた場合と、プラセボ(偽薬)を摂取した場合を比較しておこなわれたもので、難消化性のデンプンを摂取した場合は、インスリンの感受性や筋肉での糖の利用性が統計学的に有意なレベルで高まったということです。今後さらにインスリン抵抗性の患者さんでの検討が待たれます。 (出典:Robertson,M.D.,et L.:Am J Clin Nutr. ,82(3):559-67,2005) 難消化性デンプンと言うのは英語ではレジスタントスターチ(Resistant Starch)と呼ばれているもので、食物では豆類や、熟していないバナナなどに多く含まれています。じゃが芋もやトウモロコシなどからとったデンプンを加熱、酵素処理して得られる、難消化性デキストリンなどもこの範疇に入ると考えられますが、特定保健食品の関与成分として用いられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.02.01 21:56:34
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