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テーマ:住宅コラム(1791)
カテゴリ:住まい
「北京市の子供部屋のうち7割以上がシックハウス」という驚くような調査結果が発表された。原因物質は最近、中国製ビールをめぐり波紋を呼んだホルムアルデヒド。えっ、ビールにホルムアルデヒドのほうがびっくりって?それは次にして。
この調査は、北京市産品品質監督検疫所や北京連合大学などが共同で行ったもの。北京市内にある、改修して1年~2年以内の子供部屋500室が調査対象となった。1立方メートルあたり0.1ミリグラムの国家基準を超えるホルムアルデヒドが検出された部屋は361室で、全体の72.2%を占めた。最高で、基準値の8倍のホルムアルデヒドが検出された。 気温の高い夏は、ホルムアルデヒド濃度が2~3割高くなる。家具、プラスチック製おもちゃ、カーテンなどがホルムアルデヒドの発生源。「夏休み期間、子供は1日の80%を室内で過ごす。そのため、ホルムアルデヒドにさらされる時間が長くなり、白血病が容易に誘発される」と専門家は危険性を指摘している。 中国では白血病の患者は毎年4万人増加。そのうち半数は2~7歳の子供が多いとか。北京市児童病院で白血病にかかった子供のうち、90%近くが家を改修したばかりだったというデータもあるそうだ。 急激に経済発展する中国は安全性より経済性を追求している。水、食糧、空気で、弱い子どもたちが危険にさらされている。じゃ、日本は安全なのか。もういちど見回してほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月19日 23時41分17秒
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