猛暑に洪水、渇水、そして台風被害などいろいろあったが、今年はコメが豊作だとか。ありがたいことだ。
農水省の発表によると、全国平均は102の「やや良」で、このまま順調に生育すれば3年ぶりに平年作を上回るという。同省はコメ余りによる値崩れを防ぐために、過剰米対策を発動する準備を始めた。
なぜ、そうなるのか。日本人が主食であるはずのコメを食べなくなったからだ。日本人は自ら首を絞めていることに早く気づかなければならない。食料が自給できない国、それが日本だ。コメは余っているから大丈夫だって? とんでもない、輸入が止まればコメは配給制になって30パーセントの国民しか食べることができなくなる。この現実を直視してほしい。
最終的な作況指数が102だった場合、05年産米の生産量は911万トン。加工用に13万トンを使っても、主食用のコメは45万トン過剰となる。農水省は、10月15日時点の作況指数が101以上だった場合、農家に合計15万トンのコメを家畜のエサ用などとして出荷してもらうことで主食米の値崩れを防ぐ。「集荷円滑化対策」と呼ばれる、この過剰米対策が発動されれば、初めての例となる。
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最終更新日
2005年09月28日 10時16分21秒
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