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2005年11月19日
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 もう一つの達人。まじめに酒造りする蔵元を守り、日本の酒文化を伝える活動を続けている三井聖吉さんを紹介します。
 三井さんは酒造技術指導の第一人者、上原浩さんの直弟子でもあります。三井さんを安全な食べものネットワーク「オルター」の西川栄郎さんに紹介したところ、考え方や取り組みが一致し協力することになった。その時の西川さんの記事を少し掲載します。

うまい日本酒の為なら、どんな苦労もいとわない情熱の人、三井酒店(八尾市)の三井聖吉さん(写真)はそんな人です。酒造会社勤務を経て、家業の酒店を継がれました。「うまい日本酒を見極め、良心的な蔵元を応援しよう。このままでは良い日本酒が日本からなくなってしまう。いい酒が生き残れる文化を守りたい。その為には消費者に、酒の善し悪しを判断できるものさしを持ってもらわねば」ときき酒会を地道に開催され、それがマスコミにも紹介されたりしてきました。三井聖吉さんは清酒コンクール「ここに美酒あり 選考会」を主催し、その審査員を務められています。これまで、消費者のクレーム、疑問、要望など様々な反応を蔵元へフィードバックされてきました。おいしいという声もまずいという声も蔵元を育てるものだとおっしゃっています。いい酒を造る蔵元が販売不振で苦労し、消費者は評判にだまされています。手頃な値段でうまい酒が飲める世の中にしていきたいと訴えられています。


≪市販のお酒の問題点≫

 約20年前、日本消費者連盟のパンフ「ほんもののお酒が飲みたい」などが火付け役になって、全国で地酒ブームが起こり、以来、それまで大手メーカーへ桶売りをしていた小さなメーカーが、自らの誇りを持って特徴のある地酒を作って、消費者にとっても、それまでと比べて随分とましなお酒が飲めるようになってきました。しかし、今でも一部の市販のお酒のように、食品添加物、例えば糖類、酸味料を添加しているものがあります。

酒の善し悪しは、杜氏の技術、それに水と米の善し悪しで決まります。仕込みの時の水が良いものに超したことはありません。米は田んぼの状態、その品種、米質と精白度が大切です。酒造米のほとんどは減農薬です。下手をすると飲みづらい酒になることがあります。また全く同じ様に作っているのに、タンクによっても出来不出来が違ってくることもあります。有機農業のお米を使えばおいしくなるかというと、そういう米はアミノ酸含有が高く、雑味が出やすいので、米の質を良く分かってシビアに作る必要があるのです。紙パックなどでは容器による袋香問題となります。また酒販店の管理が悪ければ、本来は美酒であっても、駄酒になってしまうことも起こります。

焼酎の場合でも、原料の善し悪しはもちろん、発酵工程の技術も味と関係しています。とくに少しでも収量を上げようとより高い温度領域まで蒸留成分を回収すると雑味の原因となる成分も多く含まれるようになってしまうのです。原料の味、香りを生かして、醸造、蒸留した焼酎をお推めします。
まずい日本酒が日本酒離れを起こし、業界自ら首をしめてきたのが歴史なのです。(オルター代表 西川栄郎)





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最終更新日  2005年11月19日 13時52分38秒
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