気象庁は1日、7月の天候のまとめを発表した。九州や山陰地方、長野県などで被害が相次いだ「平成18年7月豪雨」の影響で、各地で記録的な降水量を観測した。また、梅雨前線が長期間にわたり停滞し、日本列島の広範囲を雲が覆ったため、本州と四国で日照時間が平年より大幅に少なかった。
降水量は、15~24日を中心に各地で大雨となり、東・西日本の広範囲で平年値を上回った。全国約1300カ所の観測点のうち、171地点で7月の降水量の最大値を更新した。長野県伊那市598ミリ(平年比354%)、石川県小松市638ミリ(同333%)、鹿児島県大口市1519ミリ(同309%)など、平年の3倍を超える地点もあった。
また、月間の日照時間は本州と四国で平年の5~7割程度にとどまり、東北、関東甲信、北陸の各地方は平年の半分程度だった。岩手県大船渡市55.1時間(平年比37%)、山形県新庄市58.1時間(同38%)など、計9地点で7月の観測史上最も少なかった。(参考=毎日新聞 8月1日)
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最終更新日
2006年08月01日 22時08分45秒
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