「いざなぎ景気」を超えたとか。8割の人が「実感なし」だとか。そりゃそうだろう。上位2割の人だけに上昇分が渡っているのだから。よけいに格差が広がっているといえる。
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企業の経営層の約8割が、戦後最長の「いざなぎ景気」を超えたという確たる実感を持てない――。経済同友会がこんな調査結果をまとめた。調査では、企業業績が好調でも、内外の厳しい競争環境で賃金も商品価格も上げられない、という実情も浮かんでいる。
昨年11月中旬~12月上旬に同友会メンバーら637人を対象に実施し、238人が回答した。
いざなぎ景気超えでは、「実感がある」(0.8%)、「どちらかというと実感がある」(18.1%)は2割弱。「実感がない」(13.5%)、「どちらかというと実感がない」(42.6%)、「どちらともいえない」(24.1%)を合わせると8割に達した。
実感が持てない要因(複数回答)では、「競争激化」と「家計所得の伸び悩み」がそれぞれ5割を超え、「販売価格の低下」「仕入れ価格の上昇」が続いた。 (参考=朝日新聞1月3日)
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