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2007年01月04日
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カテゴリ:健康・医療
 日中に病的な眠気に襲われる睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者が、精密検査の対象者を選ぶために国が職業ドライバーなどに推奨する自己診断型の眠気指数テスト(ESS)をすり抜けてしまうケースが多発していることが、谷川武・筑波大大学院助教授らの調査でわかった。医師の指導による簡易検査で「SASの疑いが濃い」とされたトラック運転手の86%が、ESSでは「疑いが薄い」との結果が出ていた。簡易検査で「疑いが濃い」とされた人の大半は、最終的にSASと診断されている。SASが原因と疑われる交通事故などが多発する中、抜本的な対策が急務となりそうだ。

 谷川助教授らは、新潟県と東京都のトラック運転手1467人を対象に04年、簡易検査とESSで同時に調査した。簡易検査は、血中酸素濃度などの記録機器を実際に一晩指先に装着して、睡眠中の無呼吸や低呼吸の回数を推定する。一方、ESSは▽読書▽横になって休息▽運転中の信号待ちなど8パターンの状況でうとうとする頻度を問う自己診断型の筆記回答で、24点中11点以上を「病的な眠気がある」、16点以上を「重症」と判断する。

 調査の結果、簡易検査で「疑いが濃い」とされたのは88人。うちESSで11点以上は12人(14%)だけで、5点以下が37人(42%)を占めた。ESSが1点で、簡易検査で「重症」と判明した35歳の男性運転手もいた。

 ESSは、02年の道路交通法改正で、SASを含む睡眠障害が免許の取り消し・停止理由に盛り込まれた後、運転免許試験場などで「十分な睡眠時間をとっているにもかかわらず、日中、活動している最中に眠り込んでしまうことが週3回以上ある」と答えた人を対象に実施されている。

 また、03年に山陽新幹線運転士の居眠り運転が発覚した後の緊急対策として、国土交通省が運送事業者や職業ドライバーに注意喚起を求めたマニュアルでも、ESSが推奨された。職業ドライバーは一般の人に比べ運転機会が多く、国交省と警察庁の統計でもトラックとバスで平均の約2倍、タクシーで約5倍、人身事故を起こす確率が高くなっているためだ。

 谷川助教授らの調査結果は、ESSによるSAS検査の有用性に疑問を示すもの。実際、国内外のデータなどから、日本国内のSASの要治療者は中高年男性を中心に約200万人と推定されているが、治療を受けた患者は十数万人に過ぎない。

 谷川助教授は「病的な眠気を、不規則な仕事による疲れと誤解するなどしているためではないか。特に職業ドライバーは職を失うことを恐れ、ESSで眠気がないように回答する傾向もある」と分析する。

 ■睡眠時無呼吸症候群(SAS) 一晩に10秒以上の無呼吸状態が30回以上あるか、睡眠1時間あたり5回以上あることなどが病気の目安。睡眠中に無意識のうちに舌の奥などが垂れ下がって気道をふさぎ、呼吸が止まることで起こるほか、脳の中枢部分の働きに異常があるケースもある。大きないびきを伴うことが多く、肥満や、あごの小ささも一因とされる。(参考=毎日新聞1月4日)






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最終更新日  2007年01月04日 11時24分07秒
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