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カテゴリ:環境・自然
地球温暖化などの気候変動の影響で、今後50年のうちに、ピーナツやジャガイモなどの野生種が大量に絶滅する恐れがあるとする報告を、国連機関などで作る国際農業研究協議グループがまとめた。
野生種は品種改良に必要で、良質の品種が食卓から消え去る恐れもあるという。 グループは、気象データなどを盛り込んだコンピューターモデルを使って、ピーナツ、ジャガイモ、豆類などの農作物と近縁の野生種に与える影響を予測。2055年までに、気温上昇で生育環境が狭められ、ピーナツは野生種の半数以上、ジャガイモと豆類は野生種の約2割がそれぞれ絶滅、分布や収穫量は半数以下に落ち込む恐れがあるとしている。 これら野生種は、干ばつに耐性があったり、病害虫への抵抗力が高い特徴があり、品種改良に役立つ。研究グループでは「野生種がなくなる前に、種を集めて備蓄するなどの対策を緊急にとる必要がある」と指摘している。(参考=5月24日 読売新聞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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