テニスやボクシングなどを疑似体験できるゲーム機のエネルギー消費量は、実際の運動よりもかなり少ないことが、英リバプール・ジョン・ムーアズ大学による調査でわかった。英医学誌に掲載された。
研究チームは13~15歳の11人に、運動を疑似体験できる「Wii(ウィー)」(任天堂)と、座ったまま操作する「Xbox360」(マイクロソフト)のそれぞれでゲームをさせた。子供には体の動きを測るセンサーを取り付け、エネルギー消費量を計算した。
その結果、Wiiでボウリング、テニス、ボクシングのゲームをした際のエネルギー消費量は、1分あたり約2・8~3キロ・カロリー(1時間で約170~180キロ・カロリー)だった。
この消費量は、Xboxで自動車ゲームをした時の約1・6倍、何もしない場合の2倍以上になるが、各ゲームの消費量を実際のスポーツと比べると、ボウリングでは実際にボウリングをした場合の87%。テニス(ダブルス)は56%、ボクシング(スパーリング)では30%にすぎなかった。研究チームは「ゲームは実際のスポーツの代わりにならない」として、毎日1時間の運動を勧めている。(参考=1月7日 読売新聞)
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最終更新日
2008年01月08日 00時45分31秒
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