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2009年06月05日
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カテゴリ:エネルギー
 経済産業省は、クリーンな小型風力発電機(小型風車)の国内市場を育てるため、今年度から標準的な性能評価手法の確立に向けた検討を始める。小型風車の耐久性や性能などを同一条件で評価する手法を開発し、その結果を製品に表示することで自治体や企業などのユーザーが安心して良質な小型風車を購入できるようにするのが狙い。「身近な地球温暖化防止策」として普及させるための“道筋”をつけたい考えだ。

 ◆補助金交付に活用

 小型風車は一般的に、最も効率良く回転したときの出力(定格出力)が20キロワット未満のものを指し、すでにさまざまな形状や構造の風車が商品化されている。飛行機のプロペラに似た数枚の羽根が風の圧力を受けて回るタイプの場合、その回転エネルギーで風車の胴体に内蔵された発電機で電気をつくる。ただ、メーカーによって出力特性や耐久性などの表示がまちまちなため、導入する際の基準に迷う場合もあった。

 そこで経産省は、統一的な性能評価手法の構築作業を進める。2009年度補正予算に計上した16億円規模の「次世代風力発電技術研究開発」事業の柱の一つとして、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を通じて実施。耐久性以外の評価項目では、騒音や年間発電量などを想定している。まずは計測器を使った評価試験を進めながら、日本特有の風の発生状況などに合った評価手順のあり方について研究。第三者機関による評価制度も検討する。

 この背景には、世界的に小型風車の性能水準を分かりやすく製品に表示する「ラベリング制度」を導入する機運が高まっていることがある。IEA(国際エネルギー機関)の主導で同制度の国際標準化に向けた議論が進む一方、米国や英国では風車の信頼性を担保する認証制度の制定なども動き出している。

 経産省では「国際的な動きと整合性のとれた小型風車のラベリング制度を(数年内に)日本に導入したい」(資源エネルギー庁)考えで、同制度を判断材料として補助金を交付する導入支援策も視野に入れている。

 ◆“実用型”普及へ

 こうした動きは、小型風車業界にとっても追い風だ。風力発電機メーカーなどで構成する小型風力・太陽光発電普及協会(SWS、東京都台東区)によると、小型風車では計画通りに発電できず、一部の自治体の信用を損なう問題なども起きている。この影響で市場は伸び悩んでおり、06、07年度とも17億円程度だった。用途別では、記念碑や環境教育・啓発用、防災用などがほとんどを占める。その主流は、発電した電気を自家消費する、いわゆる“独立型”。

 市場拡大に向けてSWSが着目するのが、もう一つの柱となる“実用型”だ。小型風車を電力会社の系統に連係して売電することも可能だ。実用型を増やすには「量産効果による大幅なコスト削減と商品開発の強化が必須」(和地嘉夫SWS会長)だが、実用型は市場の2%程度にすぎず成長性も未知数だ。

 ラベリング制度が導入され風車への信頼性が向上すれば、実用型の市場はもっと伸びると期待するメーカーは多い。(6月4日 フジサンケイ ビジネスアイ)





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最終更新日  2009年06月05日 22時27分55秒
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