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テーマ:山登りは楽しい(12137)
カテゴリ:登山
今年は予定していた山小屋泊・テント泊の北アルプスが
全て一旦白紙になったので、 人が少なく日帰り出来る北アルプスに行こうと 剱岳・槍ヶ岳にも一緒に行った ナンチャッテ登山隊N氏と同級生のK氏と3人で 6月3日に日本三大雪渓の一つ、針ノ木岳に行って来ました。 ![]() 一応、今後針ノ木岳を登山される方に 参考になるような感じでご報告します。 ここは去年も同じ時期に来て、 その時も3人にしか合わなかったし 10時間以内に登り下り出来るので最適です。 夜中の2時半に家を出発して 扇沢ターミナルには5時過ぎに到着。 ![]() 扇沢ターミナル駅は閉鎖中なので 有料駐車場は封鎖中、下の無料駐車場へ。 この時点で車は5台。 ![]() 5時半には歩き出して 扇沢ターミナル横の登山口に登山届けを提出。 ![]() 森の中は最初からヘルメットを かぶっていた方がいいと思います。 ![]() この森では結構足元に気を取られて 頭を太い枝にぶつけたりしますから。 ![]() まずは去年と同じルートで森を抜け ![]() 林道を出たり入ったりしながら大沢小屋を通過。 ![]() この時に休憩中の先行者の上級者らしき男性と 女性登山者の2人を追い越して先へ。 大沢小屋から10分程行くと大雪渓の始点に降りられました。 ![]() 去年も同じ時期に来て同じ場所から降りましたから ![]() 今年も雪量はほぼ同じ位と言う事でしょうか。 ![]() 雪質は柔らかめ、天気は午後2時頃までは好転模様、 先に誰も見当たらなかったので 我々がこの日の先行者となりました。 ![]() 時間に余裕を持たせたいので早めに峠を目指します。 途中、雪渓上に大きな岩(下の画像)がありましたが ![]() 跡から見てまだ落ちたばかりのようです。 一番の注意箇所は2000m程の所のノドと呼ばれる 狭まった箇所で落石が多いのと、 たまに大陥没があります。 ![]() 一昨年は手前に大陥没があり、 たか巻道に迂回しなければならなかったようです。 ![]() ノドを過ぎると段々傾斜がキツくなり、 振り向くと絶景となります。 ![]() 次の注意点はここから正面に上がろうとすると ![]() マエクボ沢の急傾斜を上ることになるので、 針ノ木峠に上がるならやや左側へ登って下さい。 ![]() 私のようにGPS地図を見てたらまず問題無しですが。 4時間ちょっとで針ノ木峠に到着。 ![]() 去年同様に針ノ木小屋越しの槍ヶ岳を探しましたが 画像ではちょっと見えにくい。 荷物をデポ(置いていく)してすぐに山頂へ。 この直後に小屋の上の唐松林で今年初の雷鳥に出会いました。 ![]() どうやらつがいのようです。 来月にはカワイイ雛が見られるかな。 ![]() 不明瞭な稜線を避けてトラバースしながら山頂手前へ。 ![]() 左からスバリ岳・赤沢岳・鳴沢岳・爺ヶ岳です。 ここで壁のような急登。 ![]() ![]() 横からの画像を見ればその斜度が分かります…笑けてきますよ。 ![]() ![]() 先頭が足場を作りながら登り終えると山頂です。 ![]() 当然、誰も居ません。 ちなみにフェイスガードは日焼け防止です。 ![]() ↑正面の平らな所が五色ヶ原?らしい。 ![]() ↑針ノ木峠を挟んでの蓮華岳。 ![]() ↑眼下には黒部湖、右端に黒部ダムが小さく見えてます。 ひとしきり撮影して、 見える山がどこの山かを確認した後下山開始。 さっきの壁のような急登で大沢小屋で会った2人に遭遇。 女性登山者は初北アルプスだそうです。 針ノ木岳を北アルプスデビューにするとはシブい。 女性がロープでサポートされながら登り終えて我々の下る番。 前を向いて下り始めて間もなく先頭のN氏滑落(笑) と言ってもこの急登は10m程なので ピッケルでブレーキかけながら怪我なくパス。 私は最後尾から後ろ向きにピッケルブレーキで下りました。 ![]() 針ノ木小屋まで戻って昼食。 ![]() 小屋前の地面にヒビ割れが走ってるのが見えますか? 次に地震か大雨が来たらヤバそうです。 昼食を手早く済ませて13時になる前に下山開始。 ![]() 下りは画像でも分かるように柔らかめの雪は アイゼンが効きにくいので半分滑るように 3時間近くかかって登った大雪渓を 1時間足らずで下り切りました。 途中、N氏のビニールシート滑りも(笑) ![]() この時、登りではなかったはずの新しい岩がありました。 雪渓では雪で落石の音がしないので 周囲に充分気を配って下りましょう。 通常の登山道に入り予定通り大沢小屋下の分岐から新道へ。 ![]() 入って間もなくマークが見当たらない所がありましたが ![]() トレース(足跡)がなかったら私の軌跡を参考にして下さい。 結果的にこの新道の方が歩きやすくてしかも早いです。 この日会ったのは先程の登山者2名と スキーヤー4名だけでした。 まだ新型コロナが完全に収束した訳ではないので 越境には地元の方の迷惑にならないように 細心の注意を払って登山したいと思います。 登山記録は以下を参考にして下さい。 ![]() ![]() ![]() (群馬 桐生・江戸っ子寿司) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年06月09日 17時45分09秒
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