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送料無料商品ベルカ、吠えないのか?
◆内容◆ 一九四三年、北洋・アリューシャン列島。 アッツ島の玉砕をうけた日本軍はキスカ島からの全面撤退を敢行、 無人の島には四頭の軍用犬が残された。 ジブンタチハ、ステラレタ――その事実を理解するイヌたち。 その後、島には米軍が上陸。自爆した犬以外三頭は保護される。 やがて三頭が島を離れる日がきて――それは大いなる「イヌによる現代史」の始まりだった! 犬好きな私。。 この表紙のインパクトで、読まずにはいられない感じで。 しかし、、、 内容は、甘ったるいものでは全くなかった(@◇@;) 簡単に書くと、四頭の犬から始まって、戦争の世紀と言われた20世紀丸ごとを書いています。 「犬と現代史」のお話。 『ベルカってタイトルにもあるんだからいつでてくるのかしら』 なんて思って読んでいたら、いっろんな犬が名前付き、ルーツ付きで出てきますので 『え~っと、この犬はエクスプルーションの子孫で、この犬は北の子供を産んで、この犬の先祖は。。。』となってしまいます。 なんて言ったて、20世紀丸ごと犬が出てきますから。 感情移入して、「頑張れ!この犬頑張れ!死ぬなあ」と応援しても 所詮は、20世紀のほんの一瞬の1匹の犬。 あっけなく亡くなってがっかりした場面もあります。 犬は、歴史を辿るアイテムであって、映画の主人公ではないのだとその時気がつきました。 「戦争の20世紀」をアラスカでは犬ぞり、アメリカ本土ではドッグ・ショー、そしてベトナム戦争、 アフガン戦争、ソビエト連邦の崩壊と数奇な運命に犬たちの末裔が遭遇していきます。 著者の力強い文体が印象的に迫ってくる一冊です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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