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カテゴリ:改訂 『日米口語辞典』
『日米口語辞典』を編んだ頃は、よくホテルから抜け出し、靖國神社を参拝した。どんなにつらくとも、あの若き神風特攻隊の魂にゆすぶられると疲労がふっとび、ペンが進むからだ。出版社の社長から、「先生は、ファショ(右翼)だから」といわれたことが私の心を傷つけた。That hurt.(過去形だからhurtsのsをとる)
サイデンステッカーが加わり、編集者が増え続け、ローマが帝政から共和制に移行し始めてからは、すべてが民主的になり、私の意見が通らなくなった。あの情念の作品が私から離れ出した。 今、『國文學』誌で連載しているだけで、癒しになる。連載の「難訳日英辞典」は、当初の構想であったから、ふり出しに戻る(go back to square one)思いだ。
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最終更新日
2008年09月18日 16時16分54秒
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