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カテゴリ:道草
毎日アップロード、たちばな出版の近著「1秒英語」、インターネットTVのNONES番組「TIMEを読む」も一周年(12月18日に外人記者クラブ会場で「狼の遠吼え」を計画)を迎えようとしている。そんな時に、このナニワ英語道ブログは、源流に向って、川上りをしてみようか、とふと考えた。なぜ、私が鮭にメタモルフォーゼするのか。
貧乏生活を続けていた夏目漱石が晩年に朝日新聞社に入社した。やっと生活が安定したとき、彼は「ようし、これで大胆な実験ができるぞ」と快哉を叫んだに違いない。最後の完成作で唯一の自伝的小説「道草」を書こうとしたのもその頃で、「漱石と三人の読者」の著者、石原千秋の言葉を借りると、漱石の自伝を書くに至った心境はこうだ。 ・・・それは、自己の未来が残り少ないと感じ始めたからであり、そうであるからこそ未来の読者に向けて書くのではないだろうか。(P.7)--わかる、わかる。今だからこそ。(つづく)
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最終更新日
2011年09月10日 12時30分44秒
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