懐かしの将棋ゲームを攻略しよう:第112回 最高速思考 将棋・麻雀(6)
1995年に発売された、スーパーファミコン将棋ソフト、最高速思考 将棋・麻雀の攻略もついに6人目藤本正二との対戦となる。当時の将棋ソフトによくあるようにこのソフトも途中まで同じ手順で指してくる。先手:私後手:将棋・麻雀 藤本▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲2六飛 △8四歩▲3八銀 △8五歩 ▲4八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7四歩▲3六飛 △3五歩 ▲同 飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛▲3三飛成 △同 桂 ▲5五角 △2五桂 ▲9一角成 △2八飛▲2七香 △8八飛成 ▲同 銀 △9三桂 ▲3九金 △8七歩▲2八金 △8八歩成 ▲2五香 △8九と ▲3三桂 △3二金▲2一桂成 △9九と ▲3一成桂 △同 金 ▲2三香成 (第1図)第1図までの戦型は後手の△3三角に先手が▲2六飛と浮き飛車に構える形、後手は△3二飛または△2二飛と振り飛車で受けるか△8四歩と飛車先を伸ばす手が有力。現在のところ△2二飛が最有力とされているが、居飛車派は△8四歩とするケースが多い。そうなるとタテ歩取りやひねり飛車に近い指し方に落ち着く可能性が高い。ひねり飛車との違いはタテ歩取りを狙う▲3六飛に▲3三金型ではなく▲3三角型なので飛角交換の筋が生じやすい。後手はせっかく取った飛車を△2八飛と打ち込んだため、▲2七香(▲2七歩もある)とふたをされてしまった。後手は強引に△8八飛成としたがここでは△8五飛と引くこともある。第1図までは前回と同じ進行である。第1図(▲2三香成まで)第1図より△2五香前回はここで△8九とだった。このソフトでは中盤でも手を変えてくるが分岐は2つまでのようだ。以下▲2七歩 △2六歩 ▲同 歩 △同 香 ▲2七歩 △同香成▲同 銀 △4五桂 ▲5八金 △3五桂 ▲3六銀 △5七桂成▲同 金 △4七桂成 ▲同 銀 △6八銀 ▲5八銀 △5七銀不成▲同 銀 △2六歩 (第2図)第2図(△2六歩まで)第2図より▲3八銀 ここでは▲7三馬とした方がより明快だった。以下△6九角 ▲4七歩 △8七角成▲7三馬 △6二銀 ▲7四馬 △7七馬 ▲3六香 △2一金▲2二歩 △同 金 ▲同成香 △同 馬 ▲3三銀 △3一馬▲9一飛 △8二金 ▲8三歩 △7三金 ▲5六馬 △8五桂▲2三桂 △4一馬 ▲1一桂成 △9七桂成 ▲8二歩成 △9六成桂▲8三と △6四金 ▲3二銀成 △5二馬 ▲3一飛 △4一香▲7二金 △7一歩 ▲6一金 △同 玉 ▲7二金 △5一玉▲3三桂 △4九金 ▲同 銀 △8九と ▲4一桂成 △同 馬▲同飛成まで109手で先手の私の勝ちこれで先手番ですべてのキャラクターに勝利することができた。全体的にこのソフトに対した勝率は4割程度なので将棋倶楽部24の100~200での私の勝率3割弱から推定して、将棋倶楽部のレーティングに換算すると150~200点前後というところか。私より同じくらいか少し強い程度ということになるだろう。