懐かしの将棋ゲームを攻略しよう:第109回 最高速思考 将棋・麻雀(3)
現在挑戦中の1995年にバリエより発売されたスーパーファミコン用ソフト最高速思考 将棋・麻雀では3人目の定岡鷹士と対戦する。バリエからはSFCの将棋ソフトは3作出ているのだが、私にはこれが一番手ごわく感じる。定岡には3連敗で4回目に勝利を挙げることができるのか。先手:私後手:将棋・麻雀 定岡▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲2六飛 △8四歩▲3八銀 △8五歩 ▲4八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7四歩▲3六飛 △3五歩 ▲同 飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛▲3三飛成 △同 桂 ▲5五角 (第1図)第81回同様、私が先手番でよく採用する、「浮き浮き飛車」と呼ばれる戦法なのだが、第81回目では9手目は▲7八金だったのを今回は▲4八玉としてみた。飛角交換してからの▲5五角はこの戦法ではよく出現する手筋である。第1図からの後手の対応が難しい。第1図(▲5五角まで)第1図より△2五桂 後手は第1図より△2五桂としたが、ここでは▲9一角成を甘受し△3二金(△2二銀もある)と辛抱すべきである。後手は▲9一角成に△2八飛と打ち込んだが、▲2七香でふたをされ、以後先手がはっきりと優勢となった。ここでも90年代中期ころまでの将棋ソフトにありがちな、すぐに取られるところに大駒を打つという癖がみられる。△2五桂以下▲9一角成 △2八飛▲2七香 △8八飛成 ▲同 銀 △9三桂 ▲3九金 △8七歩▲同 銀 △3八飛成 ▲同 金 △3四銀 ▲2六歩 △3七桂成▲同 桂 △8八歩 ▲9二飛 △8四角 ▲3三飛 △8九歩成▲3四飛成 △9九と ▲7四龍 △3六桂 ▲5八玉 △8二香 (第2図)第2図(△8二香まで)第2図より▲8三歩 第2図からの▲8三歩は手筋の一手で悪い手ではないのだが、激指13が最善としたのは▲8四龍香車にただで取られるため打ちにくい手なのだが、以下△同香だと▲3三角 △4二飛 ▲7三馬(参考1図)となり以下長い手数になるが後手の詰みとのこと。参考1図(▲7三馬まで)本譜に戻り▲8三歩以下△同 香 ▲同 龍 △7五角 ▲8六歩 △8八歩▲7六歩 △6四角 ▲7三桂 △8九歩成 ▲9三飛成 △6二金▲8一桂成 △9一角 ▲同 龍 △7二銀 ▲8二成桂 △6一銀▲7一成桂 △9五歩 ▲6一成桂 △同 金 ▲7三桂 △7一歩▲6一桂成 △同 玉 ▲6三龍 △5一玉 ▲7一龍 △4二玉▲3五香 △3二銀 ▲2二金 △4六桂 ▲同 歩 △6六桂▲同 歩 △4八桂成 ▲同 金 △3六角 ▲4七桂 △6三角▲3一金 △同 金 ▲同 龍 △5二玉 ▲6四桂 △6二玉▲3二龍 △7三玉 ▲5一角 △6二金 ▲同角成 △8三玉▲7五桂 △9二玉 ▲7一馬 △5二角 ▲同 龍 △9一玉▲8二龍まで109手で先手の私の勝ち4回目でやっと定岡に勝つことができた。あと3人で先手番で全員から勝利となる。