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満天記念日(建築の話しましょう。「建築目安箱」)

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2005/12/14
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カテゴリ:建築目安箱
今日は何の日? 赤穂浪士の討ち入り・南極の日
誕生日 ノストラダムス・スター、にしきのあきら・世良公則

満天記念日というネーミングのブログなので、たまには何の日か書かなきゃね。
楽天のメンテナンスでブログを書いてすぐにアップできなかった。ので、
昨日はブログお休みしてしまった。

昨日は何の日 織田祐二の誕生日 「正月こと始め」

正月こと始め--12月13日からお正月の準備に入るのだそうです。
あああ。、。・もうすぐ今年も終わりですね。

さて。

建築業界をご理解いただくために、いろいろブログにも書いてきましたが
これは、一般の方たちに建築業界と言うものをわかって欲しいからです。
どんな業界でも、その中から悪事をはたらくものが出てくると、
その業界は全て悪いやつらに見られるような気がしてしまう。

最近のニュースでは。。。塾講師・・・安心して塾にも行けない。
偽医師・・病気にもなれないね。
南米系の外人さん・・不法入国の変質者に見える。

数え上げたらきりが無い。

建築屋は日夜ごまかすことだけを考えて業務に励んでいるようです。


では、実態はどうなのでしょう。
建築に携わる人口はいったいどれだけなのでしょう?
一級建築士が32万人とかいうレベルではなく、建築業界人口です。
基礎屋さん、大工さん、屋根屋さん、塗装屋さん、内装屋さん、設備屋さん・・・まだまだ職種はあります。まだ統計を調べないでここで書いちゃってますが、500万人じゃきかないよねぇ。

いい加減な情報じゃいけないなあ。。。ちょっと調べてみましょ。

厚生労働省のHPで建設労働者の就業人口を調べてみました。
ぐえ~~~。気が遠くなるようなデータの中から見つけました。
え~~と。
平成16年度の統計で建設労働従事者は584万人。
同じく平成16年度の統計で建設技能労働者は385万人。
合わせて969万人。かな・・・らしいです。

日本の総人口が平成15年の統計で1億2761万9千人,うち男性が6230万4千人,女性が6531万5千人で,女性が301万1千人多い。

人工比率で7%程度が建設業。。これは無茶な計算だな。

全体の職種で建設業の占める割合は9%前後だそうです。ピーク時で15%。

少なくなったとはいえ、日本の職業のおよそ一割が建設業なんですぞ。
凄いと思いませんか?全部が設計屋さんではありませんが、何らかの形で建築・建設に係わっている人たちがいる。ね、この人数からいったら、不正なんてホンの一握りだという事がわかるでしょ。
また、逆に、就業者が多いから、いろんな事件も多いって事ですね。

では、今日の本題の、設計事務所の設計屋さんとお抱え設計屋さんの違い。

はっきり言って、有名な安藤忠雄先生のような建築家は除外するとして、街中で「設計事務所」の看板を揚げている 設計士さんは「食うのがやっと」。
これが現実です。やっと・・ならまだいいほうで、「食えない」がほとんど。

以前、協同で設計事務所を営んでいた頃、(つまり2人しかいません)
私が専務。(お茶くみ、電話番、掃除当番、雑用係のこと)
所長の娘が学校帰りに事務所に立ち寄ったとき、「ねえ、お父さん。××さんの家も設計事務所だよね、、あっちは外車で立派なお家なのに、なんでうちはこうなの??うちも設計事務所なんだよね?」

同じ町内で、子供同士が同級生。かたや、飛ぶ取り落とす勢いで、ぐんぐん急成長の設計事務所。こちら、営業まるっきりへたっぴの弱小設計事務所。

ただ、その凄い設計事務所では3年の間に自殺者が2人出ましたが・・・
ドラフター(製図機械)に向かっている仕事で自殺しちゃったんです。

ハードだったんでしょうね。そこまでやらないと、食えないんですよ。

だから、ゼネコンなどの建築工事屋さんに就職してそこで、設計する。
なぜ?そっちがいいの?
当然のことながら、自分で仕事を受注する義務はありません。
営業さんが、仕事を持ってきます。

大きな会社だと、お客様と打ち合わせをするのは営業マンで、設計屋さんは表には出てきません。単価からプランまで営業マンのさじ加減ひとつです。なにせ、会社の中での位置づけは、営業マン--設計屋--監督の順番ですから、ここの壁はRにしなくちゃ、イメージが。。。。なんて言ってる場合じゃない。

とにかく、契約が優先。

じゃ、独立設計事務所は、思うとおりのデザインをしてますか?

直接、建て主さんとの契約ができている物件であれば、設計が主体で動きますが、設計事務所の仕事のほとんどは、業者がらみの下請け設計です。ここでも業者との関係は同じで、立場は施工会社が上ですね。発注者ですからね。

必然的に代書人的な役目になってしまいます。

以前、前述の協同経営設計事務所時代に不動産会社のマンションを受注したとき・・(どこかと似てるな・・)不動産会社の担当者から、設計料は坪単価でおいくらですか?ときかれた事があった。

「坪単価ですか?」と聞き返したが、相手はマジで、
原価計算をしなきゃいけないので、設計料も坪単価に算入するんです。。。
との回答だったが、はっきり言って情けなかった。

あるときはお宅の確認申請手数料はおいくらですか?と聞かれたことも。

確認申請手数料とは当時は役所に提出する手数料で、設計監理費じゃない!

総工事費1億円程度のアパートの設計監理費4%の400万円で見積もったら、紙と鉛筆と電話代とガソリン代全部でも400万円はかからないでしょ。。。ぼったくりじゃないの?・・・そういう意識レベルで設計事務所に発注なんかするんじゃない!

こんな話はまだまだ、山ほど出てきます。

これは、設計事務所の自体の考えも悪いというか、控えめなために出てくる話だとは思いますが、やっぱりそれじゃだめなんですよね。
建築物が町並みを形成します。地域のシンボルとなります。

飛騨の白川郷は家並みが歴史と産業を物語っています。

その地域に根付く文化や生活を象徴するのが建築です。


住宅だってその一部です。
設計(建築)は住宅に始まって、住宅に終る(業界での格言です)
住宅もまともに設計できなきゃ、他はできっこないよ。ってことです。

規模の大小に関係なく、建築は文化なのです。
もっと。誇りを持とうよ。


・・・・設計屋さん・・・そう思ってますか?


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Last updated  2005/12/14 07:00:06 AM
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