カテゴリ:50&60年代男性グループ
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北米に戻ってケンタッキー・カーネルズです。 65年1月15日ヴァンクーヴァーにて収録された実況録音盤。 若き日のクラレンス・ホワイトがいるってことでバーズ人脈で出すことも可能だけど、トラッドをたくさんやっていそうなのでこの場所に放り込みました。 クレジットないから確かなことは言えないんだけどさ、8、17、21といったあたりはたぶんトラッドだと思うんだよね。 トラッドじゃなくてもウディ・ガスリーとかピート・シーガーとかのレジェンドたちの歌を多く取り上げていそうな気がするのですがどうでしょう? カントリーやブルーグラスに明るいそこのあなた、無知なバートサンに教えてくださいな。 年に数回行く高円寺の中古盤屋にて発見した「ライヴ・イン・ステレオ」は驚くことに日本盤。 対訳こそないけれどMCで何を喋っているかが書いてあるし、曲によっては注釈が付いていて親切な作りになっています。 ジャケに「ビリー・レイ・レイシャム・プレゼンツ」とあるように、ビリーが音源を提供したようです。 99年のリリースにあたって簡単な挨拶文を書いていて、演奏面でも彼が中心みたい。 そう、全編にわたってバンジョーが鳴りまくっているのです。 バンジョーって楽器は軽快にカラカラカラと疾走していることが多いけど、もうカララララララ…とすごいピッキングで速弾きもいいとこ。 しかもネックは見ず、おまけに歌も歌いつつの余裕のよっちゃんオーラがピキピキと出てますよ。 同じく高音弦のマンドリンもかなり頑張ってるけどバンジョーほどには圧倒されないし、ギターとベースはあくまでボトム楽器といった風情で佇んでる。 うむ、器楽面では間違いなくバンジョーが主役だねえ。マンドリンもギターも主役を張れる楽器だけれども、ここではバンジョーにその座を譲っています。 歌声も高音多様スタイルです。 私なんぞはこういうメインシンガー高音+コーラスも高音でのんきな雰囲気を醸し出しつつ楽しく走りながら歌っているのを聴くと「ああ実にオールドスクールなブルーグラスだなあ」と思ってしまうのだけど、実際のところはどうなんでしょう? ケンタッキー・カーネルズってブルーグラスやカントリー(そもそもこの2つの違いがよくわからない)の代表格に数えちゃっていいの? 13のコーラスがどう聴いても女声なのだが… 本当に女性に歌ってもらっているのか、それともディスコ時代のビージーズみたくあり得ないほどのハイトーンを駆使しているのか。 私の予想では後者です。この人らは声域広そうだし。 ローランド・ホワイトはクラレンスの実兄。 弟はこの後10年と経たないうちに轢死の運命に…悲しいやねお兄さん。 アメリカの土着音楽には不慣れな私だけど、これは最後まで楽しめたわ。 …待てよ。 ケンタッキー・カーネルズ… カーネル・サンダース… ケンタッキーフライドチキン… まさかカーネルおじさんが出てくるとは思ってもみなかったよ。 だがまだcolonelをカーネルと読むのは慣れないや。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/03/03 09:22:21 PM
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