走っても走っても
てもても
何かを我慢するってのはいい事なのだろうか?
何かを強く思うってのは悪い事なのだろうか?
頑張ろうって気持ちが湧き上がる事は
生きようって気持ちがあるって事
ひとつひとつの事柄に
自分の歴史を刻んでいるかい?
退屈なんてないんだよ
退屈なんてけさなきゃさ
何していいか分からなくて
部屋で立ち尽くす
そうか、ここじゃ一人だからさ、めんどくさい事もおきないじゃないか
自由っていうやつは
誰かに縛られない事?
一人っていうのは
自由ってこと?
何時に寝ても
何を食べても
部屋を汚しても
てもても
なんだか無意味に携帯をいじる時間が増えてる
何も無いって思っていても
何パーセントかの希望が詰まっているから
手を伸ばせる範囲でてさぐって
足がなかなか動かないのはいつからか
なんぞや
扉が開く。いつかのあの女がまたやってきたのだ。驚いた我輩の顔はさぞや恐ろしかろう。きっと般若のお面とならんで祭りの出店で売れば売れないに違いなかろう。
かといってまっまくそれが売れないわけではなくてましてや興味すら持たれないものでもないのだ。わかる方には分かるのだ。ささ、お一ついかがかな?
そうこういろんな考えが頭の中でサンバを踊ってる中女は不意に近づいてきていた。
ちこうよれ!と勢いで思っては見たものの喉から鼻の上まで上がりくしゃみが出て言葉にはならなかった。いまや鼻水の中でふやけてしまっておる。
女は相変わらずな感じでしかし異様なまでに匂いが香ってそれはそれはいつもお世話になっております。女は背中の真ん中あたりまで髪が伸びておりボサボサとしている。ボサボサとしつつもふわふわとしていて小顔に見えるのだ。鼻はなんとも言えぬ小鼻だが少し高く目なんかは猫と猫を足して2で割ったような目をしておる。
君ってさ、なんか変わらなくていいよね
女の口はちっちゃい。1円玉が入るか入らないかぐらいの大きさだったら怖いだろうにな。
僕なりに変わってるしそれがどうしたいきなりなんだどうしたどした
僕はかなり動揺していたのであった。5年前、ある夏の夜の出来事である。
その日は久々の友達と他愛のない話をするために都内へ出て酒を摂取していた。他愛のない話といっても良く出来た話で宇宙は大きさという概念がなくあらゆる全てのものが宇宙である!だから俺はどこにいても宇宙にいるのだからここが俺のうちだ!俺は寝る!といった話をしながら女の話をしていたのだ。しかし同じ宇宙にいたって届かない想いはあるんだよ。君に届けって漫画流行ってるよな、君に届かないって映画今作ったら絶対売れるぜ?
負け犬がさらなる高みを目指し逃げた先で猫とやり合い負けてしまうような情けない遠吠えをこいているのであった。
して楽しい飲みの席を後にしどんずまり電車に乗り込み人の背中をベッドにして寝るのであった。おじさんの背中はダブルベッドである。
最寄りの駅に到着するととことことことこ、ぱらりら はら こんな具合に人がちらっていく。
その中の一人となりて帰路をたどっていくと電話が鳴り出した。開いてみると女からである。
何やってるの?
今から帰るとこ
somaいるから来なよ!
んー眠い
は?待ってるよー!早くー!
分かったよまっとれい
somaというのは我が地元のメインストリートに面したバーの名前である。普段はそんなとこにいったりはせず提灯があったり昭和香る古ぼけしい居酒屋を好んで巡る我輩にとっては少しばかり気取った演技をしないと立ち入れないような雰囲気をかもしだしている。ブルーのライトがあちらこちらに散らばり、壁一面にはだれかこう、アーティストやってるで!っと言っている人が書いたイラストがドーンと言っているのであった。
おめがのような形のカウンター席があり真ん中にはお酒の棚があり見たこともないお酒が、おしゃれだろ?っと言わんばかりに堂々と仁王立している。店員もおじいさんはおらずましてやおばあさんもいないのだ。そんなお店に気取って入っていく。
おーこのやろういきなりだな
きたきたー!たまにはいいじゃん!明日休みでしょ?
いや仕事だけど
え、何時から?
15時
、、、飲むぞー!
オチはない そろそろ寝なきゃ。続きもあるかわからない、一応
つづく