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朝日新聞にこんな記事が
ちょっと国粋主義入ってますけど(ゲームは別に日本だけで成長した産業じゃない)個人的に「何とか時代の圧力から逃げ延びたかっ・・・」という印象です。 というのは新しい若者文化というものが世間に認知され、文化として受け入れられるまでに私は「創世記から人気を保ちつつ30年生き残ること」が条件だと思っています。 30年経過すると、その時若者であった人間が社会の中心になる(10~20代であれば40~50といった社会的地位や影響力を兼ね備えたポジション)ので、そういう世代の共通の趣味であれば「いいものだ」という風潮になります。 いい例がマンガ。それこそ30年前はPTAの敵であったはずなのに、今や日本の出版物の7割を占め、マンガ=くだらない、という人の方が少数派になっています。アニメも最近いきなり「世界に誇れる日本の文化」とか国が言い始めたり。 インベーダーゲームが1978年。ファミコンが1983年。それ以降、子供だった世代はゲームを日常の遊びとして常に身近に置き、そして触れることで大人になってきました。その世代が社会の中心になってようやく「文化」に昇華したのではないかと。 私がこれを強く感じたのは「ゲームセンターCX」のヒットを見てですねえ。昔のゲームを番組にして「魅力的」と感じる世代がいるって事は文化として「古典」が出来た、ってことですから。(それまでは古いゲーム=ショボイでした) 無論、まだまだゲームに対するマスコミの圧力はあると思いますが、ゲームで育った人間が多数派になれば偏見も自然と消滅します。エロ、バイオレンスに関してはゲームと関係なく生理的嫌悪感が人間にはあるので、それをウリにしているゲームは叩かれ続けると思います。ですがエロ映画、バイオレンス映画があっても映画文化そのものは非難されないのと同様になるのは時間の問題かと。 また、昨今はDS、Wiiの普及が女性や老人をも巻き込んだヒット、というのも見逃せません。今までゲームは若い男性の趣味だったので、それだとどうしても世論の半分しか動かせませんから。 元々TVゲームは世界共通で楽しいもの。だからこそ社会の敵になるはずはありません。マイコン時代からゲームが好きでたまらなくて業界に入り、ゲームを作り続けた自分としてはこの記事は感慨無量です。 まあ、マスコミなのでいつまた貶められるかわかりませんけど。とりあえず「ゲームばんざい」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.28 08:11:06
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