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最近、毎日新聞でWikipediaの記載時間を世界標準時と日本標準時の差分を間違えて犯人はネットで犯行を事前予告した、という間違った報道がありました。
しかも、その報道は検証される前に他のマスコミ(TVの朝刊読み系情報番組)でも広げられ、さらにそれに対してゲストのコメンテーターが評論するという・・・ 小説「クライマーズ・ハイ」を読んでいて、ずっと気になったことがあります。主人公が前代未聞の航空機事故の取材担当で、スクープ報道を他紙より一刻も早く報道することに記者魂を燃やす内容なのですが。 私達一般人って、そこまで「速報性求めていない」ですよね? よく裁判所から判決内容を報道するために、ダッシュで駆け出している光景がありますけど、その10秒20秒程度の速報は「一体誰のためなのか?」結局、他チャンネルに視聴率を奪われないように、という報道とはまったく関係のない身内争いにしか思えませんし。 正直、報道の速報性で一分一秒を争うのは、大規模な地震とか津波情報など以外、ほとんどないとおもいます。事件事故の当事者、被害者である場合、別経由でマスコミよりもっと早く情報が伝えられますから。 最初に書いた毎日新聞の誤報も「他紙を出し抜く」功に焦ったんでしょうなあ。っていうか、誌面に載る以上、マスコミが名誉毀損で訴えられた際によく言う「記事には綿密な取材に基づいており~」というのが、どれだけいい加減かよくわかります。 時間を争うぐらいなら正確に報道するべきなんですけど。しかも、間違ったことの訂正文が元記事の紙面の大きさを上回るようなことはしないし・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.02.08 11:36:22
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