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「Red Dead Redemption」の開発費はなんと92億円規模……秋までに400万本突破が予想される
うわ・・・と思ってしまいましたが。92億って・・・歴代だと前作のGTA4が同じぐらい金が掛かっているとのことですが、確かセガを傾けた「シェンムー」も70億だっけ? この手のゲームに共通している点は「何でもできる」を再現しようとしていること。しかし、冷静に考えれば何でもできるゲーム、っていうのはとんでもない労力と時間を使います。 当たり前です。一本道のRPGでそれなりのグラフィックの作品を作るだけで昨今では数億かかるのに、それを同時並行で何本も同じゲーム内に作りこんで整合性を取ろうというのですから。この作品も開発に6年だとか・・・考えただけで気が遠くなります(私などここ6年間にHD、SD、携帯も含めて8本のゲームに携わっていますが) しかし、つくづく思うのは「こんなバカみたいに金をかけるメーカーに、任天堂や一部大手以外のメーカーが資金力を投入して同等の作品をつくろうなんて無謀な賭けはしてはいけないなあ」と・・・ もちろん、この開発元はGTAシリーズの実績があるからこそ、こんな空前の規模の作品を作り、大々的に販売できるのでしょうが、それでも採算分岐ラインだけでとんでもない数値になっていますよね・・・しかし、ゲームってそこまで金をかけないと売れるソフトが作れないものなのかなあ? しかも、その膨大なコストの大半がグラフィックのリアルさに依存しているという・・・ むしろ、恐竜の大型化による衰退を見るようで怖いです。パッケージゲームソフトは家電製品と違って7、8000円以下の売値に抑えなければならないのですから。薄利多売にも限界がある気がします。すでに欧米でも100万本以上売れたのに赤字という、訳のわからないソフトもあるぐらいですから。 最近自分が携わったゲームなどは半年で20人程度のメインスタッフで開発して、それで世界を相手にせずともきっちり結果を出している事を考えると、案外やり方次第でガラパゴスと呼ばれる日本でも今後、何とかやっていけるのではないか?と思ったり。むしろ海外をヘンに意識しすぎて真似をすると、そういうホンモノの恐竜に踏み潰される危険性も感じます。 個人的にはこういうタイトルは「ユーザーとしては遊びたいけど、開発者としては勘弁してほしい」ってところですね。さすがに6年かけて1本のゲーム、ってのは仕事として辛すぎる・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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