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艦隊これくしょんのアニメで弓で矢を射る描写がおかしいと突っ込まれ、それに対してフィクションなんだからいいだろ!という逆突込みにさらに~の反応をみて思ったこと。
リアリティーってのは面白さを生かす土台にすべきで、自由さを縛る足枷になったら意味がない、ということ。というか、どこまでのレベルの人を相手の「リアルさ」なのかを考えるべきで。たとえばこのアニメが弓道の歴史や正確な作法を描くアニメであったらそれこそ最大の見せ場になるから専門家の監修を入れても正確さを前面に押し出す方がいい。しかし、このアニメは「戦艦の擬人化美少女」という時点でリアルさの方向が違う。 逆に言うと上の指摘はどんなに弓道的視点から正しかったとしても「いえ、これ、実際の弓道じゃありませんし。艦載機を飛ばすためなんです」となったら全て崩壊してしまう。まさか実際の弓道の世界に艦載機を飛ばす作法はあるまい。 リアルのレベルって難しいと思うのは、あるアニメでちょっと古い時代の設定でその中で列車の描写があった。スタッフもちゃんと調べて当時使われていた車両であることがはっきりわかる描写をしたから、これでマニアも文句あるまい、と思ったら、別のマニアが「ホームの時計の描写があるがこの時間、この駅から出発するダイヤは組まれていない」と・・・もうこうなると自分がどれだけ詳しいかの自慢合戦で。 怖いのはたとえば上の弓道的、あるいは下の電車マニア的な突込みは知らない側が99%。しかし、それをこの手の突込みで知ってしまうことで「ああ、この作品の描写はいい加減なんだ」と変なフィルターがかかることで。それは作品を知識でつまらなくしているとしか言いようがない。 あと、面白いのは「女の子が戦艦や空母の恰好でドンパチする」ってリアリティーのなさは突っ込まれないのねw。あれを許容できる人が楽しむアニメかと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.01.14 09:25:54
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