NHKで放送された「知られざるコミケの世界」。コミケ参加者を肯定的にドキュメントとして描いてくれた、珍しい内容でした。で、これに対して「きれいすぎる」とか「18禁本や徹夜、変態的カメコ、気持ち悪いオタクなど暗部が描かれていない」という不満を散見しました。
・・・そういうのばかり今まで取り上げられてたから・・・
むしろ、今回のような「参加者がこんなに一生懸命やっている」という部分って今までコミケを取り上げた報道ではほとんどされていないんですよ。やれ露出度が高いコスプレとか、えげつないエロ本見本市とか、気持ち悪いオタクが汗まみれで押し合いへし合いの異常なイベント、としてばかり。でも実際は同じ趣味の人と喜びを分かち合うという部分が大半で。それより誉められなれしていないオタク側参加者が「いや、こんないいことばかりじゃないから」と卑下しすぎな気もします。
一部鉄道オタの暴走がまるで同じ趣味を持つ者すべての問題であるように報道されることがありますが実際はそうじゃないのと同じで、コミケの参加者のほとんどが「一般社会でも普通の人間」です。そこがきちんと描かれていたし、むしろ長年参加しながら「こういうジャンルもあるのか」「こういう人もいるのか」と驚いているベテラン参加者もいるんじゃないかと。長く参加すると行動範囲や視野が限定されやすいので。
上のタイトル通り「知られざるコミケの世界」というのは案外自分も含め参加者がもっと見るべき、知るべき世界かも知れないと思いました。
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最終更新日
2015.01.14 10:16:25
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