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会社で初任給をもらったとき、父に言われた言葉が
「まず、その初任給3か月分の金額を貯金できるようになるまでは、がんばって貯めろ。それができたらあとは自由に使え。給料が上がったら、上がった分も加算していけ。常に3か月分の貯金、余裕があれば、何か突発的に入院、とか、失業、とか、予想外の出費に慌てなくて済む。財布に余裕を持つというのはそういうこと」 と言われまして。で、私は常になるべくそうするように心がけていました。これは本当に正解で、何度か転職することがあったのですが、そのたびに「しばらくは働かなくても食えるな」という余裕をもって他の会社の面接をうけられたものです。 で、貯金の方法もその時に父に教えてもらいました。 「給料(手取り)から、家賃、光熱費、通信費、定期代といった必ず支払う固定費を引く。残りから自分が毎月貯めたいと思っている金額を引く、で、残りの金額を30分割し、それが一日に使えるお金の目安」だと。 この金額は厳密に守る必要はないですが、大雑把にでも一日にいくら、という目安があれば、買い物の際に今、目の前の欲しいものが高いか安いかの目安になる。一日がわかれば一週間にも計算できるので、今週は平日、節制したから週末に差分をぱっと使おう、など。 「安全と、信用と、体に入るものは値切るな」これは人生は結局、体が資本である以上、ここをケチると後でとんでもないことが起きる可能性があると。安いからと言ってカップ麺ばかり食べていたらおかしくなるように。 あと、「1万円以上の買い物は、その場で衝動買いせず、いったん家に帰って1万円=2日 の冷却期間を置いて、それでもほしい、と思ったら買え」と。で、家など何年も返済にかけることが前提の一大決心は別にして、絶対に衝動でほしいものにローンを組むな。ローンを返済する期間で一括で払えるお金を貯めて、それでもほしいものだけ買えと。 でも、これは大半が「正社員」の時代のことであり。最近は通用しなくなっている人も多くなっているんですよ。それは非正規雇用で手取りが安定しない人、正社員であっても薄給でこき使われる人、いつも生活がぎりぎりで貯金に回す、なんて余裕がそもそもない人・・・ この言葉がまだ通用した父の時代というのは、本当に「未来に希望があった時代」なんだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.09.11 06:57:42
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