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回転寿司のレーンに乗っている皿にワサビを大量に入れたり、あるいはテーブルに置いてある醤油や小皿を舐めまわしたり、といった悪ふざけ動画がニュースになっていますが。
この問題は意外と深刻で、私は例えるなら共同で使っている井戸に毒を投げ込む行為とそん色ないと思っています。というのは、世の中というのは「そんなことをしない」という善意の前提の下で動いているからこそ快適に、安価に日常を過ごしていることが多いので。 たとえば、もしこの回転寿司のシステムをこういった行為が一切できないようにするとしたら?こうなると完全注文制で目の前をぐるぐる回っているネタを手軽にチョイス、などということができなくなる。また、醤油や皿などは共同の場所に置くことができず。テーブの客を監視カメラで常に行動を監視する、といったこと・・・ 恐ろしくバカバカしいコストがかかるうえに、客も店側も損しかない。そもそも回転寿司という日本発祥の食文化(最初は長野県のかっぱ寿司)が気軽に行きにくい空気さえ・・・ 犯人は「単なる悪ふざけ」「炎上を狙った確信犯」といったところでしょうが、本当にたった一人の馬鹿の行為で文化が根元から規制対象になる、などということがあります。 だからこそ、今回の行為は決して許されない、と、同時にそのバカの水準に文化を合わせてはいけない、そう思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.02.01 12:20:53
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