ゲームつくりってのは、基本地味な仕事である、ということを知らないと、この業界に入って幻滅して辞めてしまう場合が多くて。
同じことを延々繰り返してチェックする、チマチマと似たようなものを作る、ゲームに実装して違和感のある所を修正する・・・基本はこんなことで、クリエイティブというものをどうとらえるか知りませんが、そのクリエイティブを実現するのがこういう作業です。これが大きなプロジェクトになるとさらにその中の何百分の一の部分しか関われない。一瞬で通り過ぎる町の街路樹を作っていた、一発でやられる印象にも残らないザコのモデリングをしていた・・・
ですが、私がこの仕事を好きなのはむしろ「チマチマと積み重ねていくから完成する」ものだからで。それこそ山登りのように一歩一歩進む感覚と言いますか。そして、似た仕事はあっても同じ仕事は一度もない。毎回違うことやれる面白さでしょう。
昔と違って今、ゲーム業界に入ろうという人はいきなり相当の技量を求められる。と、同時に作業の細分化で「今、自分が何を作っているのか、ゲームのどの部分にかかわっているのか」見えない仕事も多々ある。この辺は問題なんだよなあ・・・
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最終更新日
2023.06.17 07:47:09
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