|
カテゴリ:田舎暮らし
先日のファーマータナカの駄ブログ「中津江ミュージックフェスティバル31th」で、「Don't think twice, it's all right」について触れた。
中津江ミュージークフェスティバルのキング、平田達彦はプールの監視のバイトを休んで、今年もこの会場に現れ、陽気に、そしてブルースっぽく、自分の「くよくよするな」を日本語で歌った。 思えば数十年前の未熟で軟弱な男(現在も本質的には変わっていないようだ)の言いようも無い虚無感や焦燥感、それは有体に言えばお決まりの愛や性、そして政治や社会に対して向けられた心象風景だった。 カリスマ的なボブ・ディランの曲であるが故に、そしてPPMの反戦や人生を歌うそのイメージが故に、何となく哲学的な歌詞だろうと勝手に解釈(誤解)し、 Don't think twice, it's all right・・・と何度も何百回も繰り返し歌ったのであった。 ![]() 今回改めて歌詞を調べてみたら、やはりというべきか、うじうじとした若い男の恋の歌、別れの歌であった。 一説によると、世界中のポップスの90%は恋の歌、そのまた90%は失恋の歌だそうだ。 ディランもビートルズもストーンズもエルビスも殆どみんな恋の歌を歌い、僕等も又それを聞き、口ずさんで、あまたの恋に破れて来たのだった。 それでもなお、このフレーズは、きっとひとりひとりの 「Don't think twice, it's all right 」なのだ。 比較的真面目に生きてきたと思う。 ずるしたり、途中で投げ出したりもあったけど、まあ頑張っても来たと思う。 でも世の中ってやっぱりへン、おかしい事、理不尽な事も多い。 結局一個の小さな生は、あるがままを受け入れるしかない。 ・・・Don't think twice, it's all right (作詞・作曲: ボブ・ディラン) It ain't no use to sit and wonder why, babe It don't matter, anyhow An' it ain't no use to sit and wonder why, babe If you don't know by now When your rooster crows at the break of dawn Look out your window and I'll be gone You're the reason I'm trav'lin' on Don't think twice, it's all right It ain't no use in turnin' on your light, babe That light I never knowed An' it ain't no use in turnin' on your light, babe I'm on the dark side of the road Still I wish there was somethin' you would do or say To try and make me change my mind and stay We never did too much talkin' anyway So don't think twice, it's all right It ain't no use in callin' out my name, gal Like you never did before It ain't no use in callin' out my name, gal I can't hear you any more I'm a-thinkin' and a-wond'rin' all the way down the road I once loved a woman, a child I'm told I give her my heart but she wanted my soul But don't think twice, it's all right I'm walkin' down that long, lonesome road, babe Where I'm bound, I can't tell But goodbye's too good a word, gal So I'll just say fare thee well I ain't sayin' you treated me unkind You could have done better but I don't mind You just kinda wasted my precious time But don't think twice, it's all right へたりこんで悩んだりすることはないさ たいしたことじゃない へたりこんで悩んだりすることはないさ この期に及んでわかっていないようならね 夜明けに雄鶏が鳴くころ 窓の外を見てご覧 僕が出てゆく姿が見えるだろう 僕が旅をする理由を きみは知っているから もうこれ以上考えない どうってことじゃないさ 灯りをつけたって無駄だよ 僕には届かないから 灯りをつけたって無駄だよ 僕は暗い道端にいるんだから 僕の決心を揺るがして引き止めるために 君が何か言ったりしたりしてくれるのを ほんの少し期待したりもしながら 僕らそんなに多くを語り合うこともなかったけれど もうこれ以上考えない どうってことじゃないさ 今さら僕の名前を呼んだりしないでよ そんなことしたこともなかったくせに 今さら僕の名前を呼んだりしないでよ もう僕には聴こえないんだから いろんなことを考えながら 疑問に思ったりしながら 僕は道を歩んでゆく かつて愛した女がいた 子どもみたいな喋り方をする女さ 僕は彼女に心を捧げたけど 彼女は僕の魂を欲しがったんだ まぁ、もうそれ以上は止めておこう たいしたことじゃないんだから 僕は長く寂しい道を歩いてゆく 行き先を君に教えることはできない さよなら、なんてかっこつけすぎだね じゃあね、とでも言っておこうか 君が優しくなかったなんて言うつもりはないんだ もう少し優しくはできたんだろうとは思うけど そんなこと気にしているわけでもない 君と僕は貴重な時間を浪費したのかもしれないね だから、もうこれ以上考えない どうってことでもないさ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年08月29日 07時40分16秒
コメント(0) | コメントを書く |