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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「きみはだれかのどうでもいい人」です。 きみはだれかのどうでもいい人 [ 伊藤 朱里 ] 県の納税部署を舞台にしたお話なのでお仕事小説 なのかなと思っていたのですが、お仕事小説とは ちょっと違いました。 部内である事件が起きるのですが、それを4人の それぞれの視点から見たお話で紡がれます。 女性の生きにくさ、働きにくさなどがこれでもかと 書かれ、昼休みの噂話、母親とな関係、上司との関係 などがどす黒く描かれ、読んでいて疲れちゃいました。 4人がそれぞれ救いを見出し、再生していくのなら 良いのですが、ある意味リアルでそんな簡単には再生は 訪れません。 「それでも生きていくしかない」ということなんで しょうか。 あと、4人の視点で描かれるので、時間が微妙に巻き 戻ります。完全に同じ時間から開始するわけではないので どっちが原因でどっちが結果か難しかったです。 私はあんまり好きなタイプの話ではありませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.07.17 23:13:02
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