白川郷〈白川八幡神社・神田家・荻町城跡展望台〉(岐阜・大野郡)
白川村の南側に「白川八幡神社(Sirakawa-hatiman-jinjya)」という神社があるので、行ってみた。あ!!白い桜が咲いている!!近づくと満開の真っ白な桜が静かに出迎えてくれた。そうなんです。ここに来て初めて気付きました。前回でも書きましたが、アニメ『ひぐらしのなく頃に』の舞台だったんです。この神社が結構リアルに再現されているようでして。奉納されたたくさんの絵馬に、超~手の込んだアニメのキャラクターが描かれていて、「これって…」と眺めていると後ろから来た3人の男子が「うぉ、ここって『ひぐらし』か!!」と叫んだので気付きました。石の鳥居と比較すると、ご神木の大きさがよくわかります。何となく、こちらも比較して並べてしまいます。手水舎。狛犬さん達。 本殿。ご祭神:第15代・応神(Ojin)天皇。創立は和同年間と伝えられている。そっくし!!偶然、アングルも似ている。 毎年10月に斎行される「どぶろく祭り」の様子が描かれた絵馬。 獅子舞の後ろのお神酒が山野の実で作った「どぶろく」という名前なんだとか。 ホントは、皆さんの力作を載せたかったのですが…。「どぶろく祭りの館」が併設されていて、沢山の人形や模型を使って祭りを再現していました。どぶろくの試飲もできましたよ。釈迦堂。1627年に創建。神仏混合の遺物だ。招魂社。村出身の戦没者を祀っている。 彰魂碑。さて、神社を出て、またまた白川村の散策です。先程見学した「明善寺郷土館(Myozen-ji-kyodo-kan)」だ。「白川郷」の5階建て合掌造りとして、最大の物だそう。村を流れる水路には、錦鯉も泳いでる。この透明度はどうよ!!お次は、「神田家(Kanda-ke)」だ。お家の敷地内に祀られている「竜神様」。1階の居間では、暖かい囲炉裏の火が訪れる私達を優しく迎えてくれる。 この空間では、ひょっとして今でも使えるんじゃないかと思っちゃう電話。生活感漂う和室。屋根を支える太い柱。「駒尻」といい、強風や地震の際力を分散させるのだそうだ。4階のとんがり屋根の部分。縄だけで組まれている。会中2階の「曲梁」。雪の重みで自然に曲がってしまった木を利用している。先程の囲炉裏が見える。火の用心のための「火見窓」。窓からの景色を楽しんでいると…。あれは…。拡大してみたら、案山子たちが手旗信号を送っていた。 「稲架倉」。「はさぐら」と読むのだそうだ。下りて、周囲を歩く。へ~、八重桜も咲いてるよ。唐臼小屋。豊富な水も村の立派な労働力。 手入れがされていない合掌造りの家の前にも、皮肉な事に美しい春が来る…。庄川沿いにある火伏せの神様「秋葉神社」。白川郷の玄関口にある。神社のすぐ横には、歩行者専用の「であい橋」が架かっている。駐車場と繋がっているので、人の往来はかなり多い。橋からの景色。では、最高のビューポイント「荻町城跡展望台(Ogi-mati-siroato-tenbo-dai)」へ向けて、元気に出発!「世界遺産 白川郷合掌造り集落」の石碑。「荻町城跡」。約400年前に8代将軍・足利義政(Asikaga Yosimasa)の命令で白川郷に進出した内ケ島家の家臣・山下氏勝の居城だったのだそうだ。小さな社が建っていた。そして!!見て見て!!この景色!何て可愛いんだろう。合掌造りの家の1つ1つが、お行儀よくこちらを向いて並んでいるではないか。激しい風や重い雪などの厳しい自然を生き抜く知恵が、このような景観を生む。見たかったんだよね。はっはっはっ!!やっぱり、比較してしまうわ~。次の日は、快晴!昨日とは、全く別の顔を見せてくれました。バスの時間まで、まだ時間があるのでカメラを片手に散策します。 雪を抱いた山が、クッキリと見えます。 昨日まではなかった鯉のぼりが、楽し気に泳いでいます。屋根の葺き替えもしていました。 この庄川を辿って、次の目的地に向かいます!! アーティスト板谷峰止氏の「美然 ゆめろむ館」。 (2017年5月上旬現在)