カテゴリ:お出かけ・買い物
近所の散歩で「都営高砂団地一帯」という場所で足を止める。この団地ではないけれど、高砂に住んでいたこともある。自分が住んでいた頃と様子が違っていた。高層建築になっていた。民間デベロッパーが造る建物のように奇妙な洒落っ気はないけれど、親しみやすい造りをしている。
「一帯」という表現を都内で良く見る。他の使用例から考えると看板に有る Complex の訳語でもないようだ。広い場所を避難場所として示す場合に使っていると思われる。何か基準が有るお役所言葉なのだろうか? 昭和の標準建築的な 5 階建低層の団地は無くなってしまったのだろうか?元住んでいた時には有った。少し北方向に自転車を進めると見えた。様子がおかしい。 建て替えで空き家になってしまったのだろうか?もう少し近づいてみる。居室は全て空き家になったと確認できた。1 階の店舗部分の前に自転車が止まっている。まだ人が住んでいるの? ただ住んでいる住人と、そこで商売を営む人たちの考え方の差なのだろうか?建て替えた先で商売を継続するのに躊躇が有るのだろうか?どう見ても、商売相手の住人たちは高層住宅側へ移ってしまった。 この建物、生きているのだろうか?近づいてみる。郵便局らしい区画が目に入った。シャッターが開いている。下の画像では分かりにくいけれど、中から光が見えている。この建物に電気が来ているということか。 ATM が生きている。ここで現金が巡っているのだ。電気は無人の設備でも供給する必要があるかもしれない。現金が必要なのは「人」だけだ。ここに「人」が来るのだ。 隣に建設資材の山が目に入る。ペンキ類の缶が見える。まだ塗るということはここを使い続けるということ?資材を寄せた工事柵の向こうで、入口が木材パネルによってふさがれているのに? 商店街の奥に入って撮影、半分以上球切れになっているクリーニング屋の装飾ランプが点滅を続け、画像には写っていないけれど、すぐ左で果物が売られている。誰かが来る商店街なのだ。 この街の有り様は自分が育った団地に将来重なるのかもしれない。自分が育った団地も昭和 45 年 (1970年) 建築で、いわゆる住宅公団標準設計の 5 階建だ。 いまこの団地はどうなっているのだ?他の建物も見て回るとしよう。 2016.2.5 リンク追加 都営高砂団地一帯 その(2) - 人は住んでいないけれど明かりは点く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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