カテゴリ:電子工作
圧電マイクロブロアを題材に LTSpice で試してみるの続き、圧電マイクロブロア MZB1001T02 の駆動回路を LM386(または LM380) で作れないか考えてみる。
2017.4.29 追記 実際に NJM386D で MZB1001T02 を駆動する 2017/4/29 追記 MZB1001T02 のモデル計算し直し LM386 マイクロブロア駆動回路 Bsch v3 回路図一式 出力は電源電圧範囲をフルスイングしない。色々と部品を注ぎ込まず簡単な回路を目指す。C1 はショートでも動くかもしれない。LM386 の応用回路にある矩形波発振回路ではショートしてある。C2 は 3.3uF ~ 10uF くらいで選ぶ。C3 は小さくしすぎると異常発振か、発振停止に至るので 47uF 程度を下限にした方が良いだろう(小さいと温度上昇しやすいし)。 R1 は 1 Ωにしてある。MZB1001T02 の等価直列抵抗次第でもう少し大きい値にする必要があるかもしれない。あまり大きいと駆動波形が乱れが出るので調整が必要だ。 次は LTspice で試してみた回路だ。圧電マイクロブロアの等価直接抵抗を前回 5Ω だったのを 15Ωにしている。負荷を軽くして条件を緩和している。 LM386 マイクロブロア駆動回路 LTspice 回路図一式 等価直列抵抗は高めに考えても良さそうだと思っている。メーカー推奨回路の電源電圧は 10~20V で、圧電マイクロブロアに 15Ω が直列で入っている。この回路で P-Q 特性グラフを描いたとすると、圧電マイクロブロア両端を 10~20 Vpp で振っているいることになる。並列共振回路に似た振る舞いをするか、等価直列抵抗 >> 15Ω の可能性を考えている。 負荷を軽くしたので出力波形 V(Vout) も矩形波に近い。 こんな簡単な回路で駆動できるなら、参考例として出しているはずだよなぁ... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[電子工作] カテゴリの最新記事
|
|