テーマ:★ラーメン(14404)
カテゴリ:飲食物
小雪がぱらつく寒空の下、ラーメン博物館へ足を運んだ。これまで入っていなかった店のラーメンを食べるつもりだった。平日の昼にもかかわらず、館内はちょど良い位の賑やかさで繁盛していた。何度か見慣れたこの空間は、一昔前の宵の口を模したものと言うよりも、いつでも同じ風景を持った特別の空間としての存在感を持つに至っている。なんちゃっての空間ではなく、おいしいラーメンを出す2012年の一つの固有の場所なのだ。
真っ先に、すみれの元祖「ラーメンの駅」に入った。札幌ラーメンかくあるべしと思わせる濃厚な味噌ラーメン。油も豊富だが、透明感に溢れ、上質な下触り。こしのある縮れ麺も味わい深い。今日のような天気の日に食べるのにはぴったりのラーメンだった。 次に食べたのは川越の「頑者」のつけめん。大流行した魚粉を最初に使った店、つけめんブームの火付け役ともなった店として紹介されている。元祖に相応しく、きっぱりその特徴を押し出している。麺に自信が無ければ成り立たない「つけめん」の麺の太さは半端ではない。うどん程ある。割りスープで汁も飲んだ。 最後は「がんばれ東北! がんばろうラーメン!」プロジェクトとして期間限定で店を出している岩手県久慈市の「らーめんの千草」。復興支援というような気持ちで入ったのだが、これがどうして随分うまい。上品な鶏スープの味が心地良く、チャーシューの鶏も麺とよく合っていた。私が少年だった頃に発明され、未だにそれから離れられずにいる「チキンラーメン」を最上最良のテイストに磨き上げたようなラーメンだ。今日食べた三店ともメンマは立派なものが入っていたが、ここの店のものが最も良かった。 順位をつければ、1位「千草」、2位「駅」、3位「頑者」となるか。勿論これは好き好きだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月20日 16時58分20秒
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