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カテゴリ:整体/健康
「思考停止」についてしらべている。
以前からかかっていた?「逆複式呼吸」と「逆転現象」の改善にと肥田式強健術の本をブックオフでゲットしていたのをおもいだし、どうやら肥田式呼吸法には「思考停止」にもちこむのがポイントのようだと思い、 そう なるようにいろいろためしてたのだが、いまいちうまくいかなかった。 超越瞑想もまた、かぎりなく思考停止状態にもちこむこと、 すなわち「今 ここ」の状態に到達することが、 存在 そのものになる鍵だと説いている。 ちなみにご存知とはおもうが、超越瞑想とは人類最古の文献、 ヴェーダの知識体系によって受け継がれて来た瞑想法であり、瞑想の実践によって純粋意識に到達することで得られる 理想の人生 について説いた、マハリシ ・マヘーシュ・ヨーギーによって現代に復活した瞑想法で、どえりゃい¥¥¥でも有名。あるマントラをさずかりそれをくりかえすことで、純粋意識に到達するという。フルフィルメント瞑想も、この超越瞑想からヒントを得た瞑想法のようだ。 残念ながらこの2月5日にマハリシはお亡くなりになったインドの偉人である。 で、だいぶズレたが。 呼吸にも大別すると 複式呼吸と逆複式呼吸、そのほかに胸式呼吸がよくしられているが、 日本人にもっともあった呼吸法があるのをご存知だろうか? わたしも最近知ったのだが、ときどき身体が強制的にそういう呼吸をしていたことを、このことでわかった。 人間のアタマでやる行動より、体のほうが断然アタマがいいってことですな。 いや仙骨か。 まず複式呼吸とは、息を吸ったときにおなかをふくらませ、吐いたときにはおなかをヘコませる、西洋やヨガでよく奨励されている呼吸である。 逆複式呼吸とは、その名のとおり、息を吸ったときにおなかをヘコませ、吐いたときにおなかをふくらませる、横隔膜の動きが上の呼吸法とはまったく逆の動きをする呼吸。 で、胸式とは胸で呼吸する(手抜き)。 そんでもって日本人にもっともあった呼吸というのは、「密息」である。 「密息」で身体が変わる (新潮選書)中村明一 虚無僧尺八の中村明一氏が、尺八の恩師から伝授された呼吸法で、尺八は大量の息を必要とするため腹式呼吸では足りず、伝統的な「密息」という呼吸法を使うという。しかしこの呼吸法は、日本人が着物をきて、はかまで おなかの下を帯でしめていたときには普通にしていた呼吸であり、これはおなかをぽこぽこふくらませたりヘコませていると着物がずれてしまうので、自然になった呼吸法で、法 という言い方ですらないほど明治まえまではだれでもしていたよう。 中村氏いわく、この密息をすることで、身体の無駄なブレをなくす効果があるという。 八卦掌や古武道でもとりいれらているというか、似た呼吸法もあるらしい。 武術の達人の気配を消す、というのもこの呼吸をしていたというほど応用範囲がひろい。 大量に空気を取り入れることが可能な呼吸法なので、喘息の方にもかなりいいのではとおもう。 西洋文化がダメってわけではないけれど、正座や呼吸、食文化などの変化で、精神の状態が不安定になっていった日本人についてもふれており、このところの うつ の蔓延も気になるところ。 おもしろいのは骨盤を「たてる」というのは、ころびながら立っている不安定な状態に身体をもちこむことということ。 この複式呼吸とは、西洋人にとっては自然な姿勢で、 これは西洋人は骨盤がおきた、 息をはいた姿勢が基本であるから ラクにできる呼吸であり、 そこから吸うために体の外側の筋力が発達しているのだと。 日本人は最近ではかなり西洋化されてきた生活習慣だが、もともとは骨盤をたおした状態こそが日本人にとっては自然な姿勢なのだという。 こうなると日本人の基本は 吐く ことで、これは知られている。 でその密息の方法はというと、「力を抜いて骨盤を後ろに倒し、下腹に力を入れて張り出したままで呼吸する」のだそうです。ほかにもコツがいろいろ書かれているが、そのへんはぐぐっていただくか、中村氏の体験談もおもしろいので本をゲットされるのをオススメしたい。 余談だが、ヤンキーが(死語)、ウ●コ座りしてるあの格好にもそういう効果があるらしい(^^;まじか?)。できれば背筋のばすといいのだけど。 背筋をのばし、骨盤を立たせる、 などは、まさに緊張状態をわざわざ生み出しているんですな。 だれですか、いま自分の姿勢をチェックしたのは。 戦時中や、女性のハイヒールなんかはどうなるんだ?とおもったが、 西洋人にとってはリラックスする姿勢でも、 日本人にとってはピリピリムードのオフィスをつくってるんじゃなかろうかとおもうくらい、そういえば思い当たるような。 思考停止にいたるかはともかくとして、ハラを据えた日本人の復活にはいいかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.08 11:26:22
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