京都情景　graphis kyoto

買い食いを憶えたころ。まだ２０インチの自転車に乗っていた・・・

まいにち野球三昧。バッターとピッチャーとあと一人いれば「たいべん」ができた
打って打球が転がって、獲れたところからベースに向けて投げる。うまく獲れるとワンダン

ゴロでもＯＫ
スリーバウンドまでしかダメ
ノーバンのみ、がアウト

いろんな基準を決めて野球もどきを楽しんだ


放課後、真っ暗になるまでやっていた。いつからか、誰が誘ったか、帰りしな、揚げたてのコロッケを食べる習慣が生まれた。熱々。大黒屋のコロッケは６円か８円だった。そのつぎに流行ったのが「ハムカツ」たぶん１５円ぐらいして

野球をやっていても、（特に寒い冬なんか）暗くなり出すと手にも熱々のハムカツのことが気になりはじめて

みんなで先を争うように自転車こいで、イチモクサン。店の前にほりだして

ホクホクを食う（ハムカツはコロッケよりジョウトーでお肉の味）
そして、ほななー、ほななーと帰って行く



小学校を卒業して、しばらくして道路が拡幅されて、フライ油のニオイのするお肉屋さんは姿を消した



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「今日はハムの日です」朝のラジオで言っていた。そらそーや。８月６日
山内くんには同窓会で会ったけど、水津くんや前田さん、近藤くんや鈴田さんはどないしてんにゃろ


写真：荒井亭（三条通り粟田神社前）のメンチカツ。いまでもアツアツ