テーマ:スーパー老人~健康の秘密(31)
カテゴリ:健康ひとくちメモ
最近、メタボ・・・という言葉を耳にする機会が多いのですが、今回は、今話題の「メタボリックシンドローム」を取り上げて、解き明かしたいと思います。 「メタボリック」は「代謝」の意味、代謝(たいしゃ)とは、生体内の化学反応のことで、体外から取り入れた物質から他の物質を合成したり、エネルギーを得たりする。同化と異化がある。新陳代謝ともいうようです。 「シンドローム」は「症候群」のことです。 つまり、メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪症候群のことになります。 肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、肥満ー特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満といいます)ーが原因であることがわかってきました。
もう少し詳しく調べてみますと、まずどんな病気なのか? 日本人の3大死因である「がん・心臓病・脳卒中」の中、がんを除いた心臓病と脳卒中は、動脈硬化によって引き起こされる循環器病です。 以前は、循環器病の危険因子は動脈硬化です。動脈硬化を予防するために、これまではコレステロール値を下げることに主眼が置かれていました。 ところが、コレステロール値がそれほど高くなくても心筋梗塞を発症していることが、近年解ってきたので、世界各国で、その原因の研究が進められました。 その結果、次のようなことが解ってきました。 ◎肥満 つまり、 「血圧や血糖値など一つ一つの異常は軽度でも、いくつかが重なると循環器病のリスクが高くなるのです。動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞の発症を防ぐためには、メタボリックシンドロームの段階できちんと改善しておくことが大切なのです。」 と、メタボリックシンドロームの診断基準検討委員会の委員長を務められた松澤祐次(住友病院院長)氏はおっしゃっています。 これで少しは、、「メタボリックシンドローム」のことが理解できたように思います。
次回は、メタボリックシンドロームの元凶を調べたいと思います。
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