みかんとお別れしました。
昨日の夕方、急逝してしまったみかんですが、昨夜は、みかんのお部屋に寝かせてあげました。いつも、こんなふうにして寝ていたので、みかんが動かないのが信じられませんでした。こんなだったり、時には、こんな顔で・・・昨日の夜は、我家で授業だったので生徒の中学生にも見送って頂きました。ミルキーは、いつものように耳を舐めてあげてもちっとも、動かないみかんが不思議だったらしく、「ぐるるぅぅぅっっ・・・」と、唸ってみかんを起こそうとしていました。散歩の時も、いつもならリードをつけられたら「お散歩♪お散歩♪」とルンルンなのにみかんの部屋に向かって何度も吠えていました。今日は気温も高く、いつまでもみかんをそのままにしておけませんでしたので名残惜しいと思いながらもお別れをすることにしました。ペット霊園にお願いすることも考えましたが、みかんが大好きだったおうちなので我家の裏庭にお墓を作ってあげました。牧草を敷き詰めてベッドを作り、庭に咲いているバラの花びらを撒いた上にみかんを寝かせ薔薇で囲ってあげました。ふかふかの触り心地の良いみかん色の毛並みは美しいままなのに頭や頬を撫でてあげる手触りも変わらないのにお腹を触ってもまだ柔らかいのに・・・もう目を覚ましてくれないんです。まだ四年しか、四年しか一緒に暮らしてないのに・・・みかんのお部屋にだって2年半しか住んでないのに・・・みかん、もういいの?もうひとりで行っちゃうの?「みかん」と呼んでもすぐには傍に来ないことも多いくせにそれでも、呼ばれると必ず私のところに来てくれるみかんでした。私が何かしていると、必ず様子を見に来て邪魔したくせにみかんの反応をみようと私から見せると、興味の無いをふりをするあまのじゃくなみかんでした。人間の言葉はわかっているくせに、わからないふりをするみかん。自分が辛いときや、怖い時だけ自分から私の膝に乗ってくるみかん。ミルキーが遊ぼうと誘うと、「うざい」とばかりに逃げるくせにミルキーがみかんを無視していると、挑発するようにミルキーの前に歩み寄ったり、目の前を駆け抜けるみかん。ミルキーがみかんの耳を舐めると気持ち良さそうに、暫くうつろな顔をするくせに「こんなことで、手名付けられてはマズイ!」と、はたと我に返って逃げるみかん。私たちを置いてひとりで虹の橋を渡って行っちゃうんだね。先に行った、みかんの親友のハムスターのりぼんも待ってるかしら?文鳥のシナモン達も待っているかしら?先代のうさぎのルルはわかるかしら?あなたと同じホーランドロップだったけどグレーだったよ。仲良くしてもらってね。みかんのお墓の上にはお花を植えました。私は、子供の頃から様々なペットを飼って来たのでペットの死には何度も直面します。生き物は必ずいつかは死ぬのです。そして、どんなに良い環境で、理想的な飼い方をしたとしてもその個体の持つ生命力には差が有り、時には長く、時には短く、私たちにはどうすることもできない運命みたいものを持っている気がします。だからこそ、生きているうちにできる最善を尽くしたい。飼主として自分には言い訳できないから、したくないから、自分に与えられた環境で飼えるコをお迎えし、勉強し、ベストを尽くしているつもりです。だから、悔いはありません。それでも、亡くなった時の悲しみ、空虚感はいつでも変わりません。日常のふとした拍子に、失ったことを実感し涙します。だからこそ、また次の子をお迎えして、そのコの分も愛情を注ぎます。今日は、みかんのお部屋をお掃除し、みかんのケージや食器木製ハウスなどを全て洗って天日干しをしました。そして、みかんがいた時のようにセット。いつでも生まれ変わったみかんをお迎えできそうです。でも、ミルキーがママになるかもしれないので来春まではこのままの予定です。まぁ、運命の出会いをしてしまったらわかりませんけれどね。そして、文鳥達のケージをリビングに降ろしてきました。みかんの居ない静けさをかき消すようにさえずってくれています。皮肉なことに、今日、テレビ番組制作会社の方からみかんとミルキーについて(また、取材かしら?)メールを頂きました。もう少し早かったら・・・みかん!やっぱりもう少し頑張らなきゃダメじゃん!でも、みかんなりに頑張ったんだよね?みかん?!実は、先月某犬の専門誌に、みかんとミルキーが掲載されているんです。犬の雑誌なのに、ほとんどみかんが主役で3ページも載せていただきました。それが、みかんの最後の記念になるなんて・・・本当はブログには公表しないつもりだったんですけれど、みかんの最後の記念ですから・・・私の自慢の娘のみかん。早くまた、ママの元に戻っておいで・・・また、こんなチビッコかな?