博物館へ行こう!
デリーの国立博物館紀元前3000年頃のインダス文明から現在に至るインドの絵画・美術品・工芸品・文書を収蔵(ウィッキペディアより引用)ここにジュエリーの展示室があります。展示されているのは紀元前2500-1500年~19,20世紀の約250点が一般公開されてます。インドの歴史から考えると、 少なっ!と思うけど、インドのジュエリーは世界中の著名な博物館に保管されたり侵略を繰り返された歴史の中で散逸されてしまったのでしょう。まだインドに引っ越して、テンションの低かった3月上旬にUNWA(United Natons Women's Associaton)のジュエリー展示の見学ツアーに参加しました。最初はテンションが低かった私も・・・ダイアモンドいっぱい!ルビーいっぱい!エメラルドいっぱい!ムガール帝国の時代、マハラジャたちが冨を誇る手段としてエメラルドを求めたと言われます。博物館っていいなぁ~と思うのは、目にあるものをただ眺めるだけでなく、その背景、歴史のロマンに想いをはせる・・・一気にタイムスリップしてテンション、アップ!(*゚∀゚*)!こちらはスリランカでも信じられているナワラトゥナ(9つの宝石という意味)さすがインド、まさにマハラジャ級の大きさ!9種類の宝石は、ルビーパール赤サンゴエメラルドイエローサファイアダイアモンドブルーサファイアヘソナイト(ガーネット)キャッツアイ(クリソベリル)そしてそれぞれの宝石は惑星の配置を表します。ルビー 太陽パール 月赤サンゴ 火星エメラルド 水星イエローサファイア 木星ダイアモンド 金星ブルーサファイア 土星ヘソナイト(ガーネット)月の昇交点キャッツアイ(クリソベリル)月の降交点インド、ヒンズー教ではNavagrahaという考え方があり、9つの影響力と言われ繁栄や健康などに大きな影響を与えると信じられています。この考え方は日本でも九曜曼荼羅として信仰されてきました。交通安全のお守りとして車文(模様)に使用されたそうです。そして家紋の図柄にもなっています。どの国の権力者も宝石や星の力を信じたのでしょうね。