英国宝石学協会・宝石学会2012 (後半)
英国宝石学協会・宝石学会(後編)です。宝石学会は、一日だけですが、その前後に希望者を対象としたレクチャーがあります。今回、参加して一番おもしろかったのは、ロンドン自然史博物館ツアーNatural History Museum(ロンドンのミュージアムの中でも一番好きな場所です)博物館の学芸員でFGAを持っているMr.Alan Hartのガイドで、博物館の裏側や非公開のもの、新着を見ることができます。見た瞬間、全員から感嘆の声が上がったのは、コチラルビーの結晶(@Natural History museum)ホラ、光が透過すると・・・・↓赤がこんなに綺麗だったんだぁ・・・と感動しました :*:・( ̄∀ ̄)・:*: それにこの大きさ、まさに博物館級ですね~!(@Natural History museum)コチラは、ダイアモンドの結晶きれいな八面体が母岩に存在しています。(地中から発見した時を想像するとワクワク)(@Natural History museum)私の大好きな(@Natural History museum)クリソベリルの結晶スリランカは漂砂鉱床なので、結晶が母岩と一緒に発見されることがありません。あぁ、博物館って何歳になってもワクワクできる場所ですね。自然史博物館は何度訪れても新しい発見があり、大地が創出した偉大なものを目のあたりにする度、この地球に存在するすべてのものに意味があるのだと感じられます(自分も・・・ね*^-^*)そして、コチラは宝石ではないのですが・・・・南極探検家ロバート・スコット隊が持ち帰った南極の石(Scott, Terra Nova, 1910-1913 Expedition)(@Natural History museum)南極点到達の一番のりはノルゥエーのアムンセンに負けてしまうのですが、スコット隊は、南極の鉱物収集など学術調査をしながら南極点を目指しました。残念ながら全員が帰路に亡くなってしまいます。詳細はコチラ→ウィッキペディア←読むと泣けた(ノ_・。) 何億年も前、スリランカとマダガスカルが同じゴンドワナ大陸だったので、産出される宝石も似ていますが、スリランカと南極大陸(昭和基地)も同じ陸続きだったことが、同じ鉱物の産出で証明されています。参考WEB→石の記憶(国立極地研究所・本吉洋一さんのインタビュー記事)こういう話を知ると、私が宝石に魅惑される理由は、ただ美しいだけでなく、そこに地球の記録がされてあるからなのでしょうね。いつもワクワクさせてくれる宝石に感謝です(=⌒▽⌒=)