英国宝石学協会・宝石学会2012 (番外編)
英国宝石学協会・宝石学会(番外編)(前・後編としたら・・・書ききれなかったです^^;)こちら、ゴールドというイメージ通りのゴージャスなGold Smiths'hall (↑クリックすると360度の視界でホールの中が楽しめます)ここでは毎年、英国宝石学協会(FGA,DGA)の卒業式セレモニーが行われます。宝石学会のレクチャーの中でもこの場所で開催されるレクチャーは人気です。(ここに居るだけで、心地よい緊張感を感じます)今回は、↓Dr.Jack Ogden FGAの宝石と宝石セッティングの歴史のレクチャーがありました。スクリーンよりもシャンデリアに目がいってしまう・・・私(毎度のことですが(///∇//) )おそらくスクリーン1/3,ステンドグラス1/3シャンデリア1/3の割合で視線を動かしておりました・・・・・・・ら?↓このサファイア・イアリング(時代はアンティークジュエリーより古い16世紀だった・・・と言っていたような・・・?)これって、10月にブログ、スリランカ宝石紀行に書いた、宝石採掘地から穴が開いた状態で発見されたサファイアのビーズに似てませんか?上のイアリングの写真右側はサファイアの結晶の一部です。このような部分が風化でドロップのような形で採掘され、人の手で表面を磨いただけの中から、似た色や大きさの近いものをペアにしたのでしょう。以前のブログにも書きましたが、原石の形をそのまま磨いただけで、人工のフォーミングがされていないものの中から、そのペアを探すのはとても難しいです。見つかった時には、必然性を感じます。たったひとつのものを探すより、たったふたつのものを探すのってとても神秘的でワクワクする作業です。そう、原石を見ながら思います。今年のブログはこの記事で最後になります。みなさん、読んでくださってありがとうございます。できるだけ週1の更新したかったのですが、なかなか時間がとれませんでした。宝石について書きたいことはたくさんあります。来年もスリランカ宝石留学物語を宜しくお願いします