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テーマ:今日のこと★☆(102026)
カテゴリ:心の天気模様
![]() 明治に屋台のてんぷら屋から始まったというこの店のてんぷらは、現在弊社メンバーのご馳走の代名詞。 昔のままの店構えで、情緒豊かなカウンターに座ると、蝶ネクタイをした店主が黙々と揚げてくれます。新鮮な素材がごま油でカラッと揚げられ、軽い! 和食の代表のようなてんぷらも、本来は安土桃山時代にキリスト教の宣教師とともに渡来した南蛮料理だそうです。 そもそもてんぷらは庶民の食べ物で、お侍の食べるものではなく、屋台に買いに行く時には頬かむりをして顔が見えないようにして隠れて行ったのだそうです。 江戸時代の町の様子に描かれていました。刀を腰に下げて頬かむりをしたユーモラスな絵でした。 語源はキリスト教の宗教用語で四旬節のことを「クワトロ・テンプラシ」と言うそうで、キリストの受難をしのび、肉を避け魚のフライなどを食べる習慣があったそうです。このクワトロ・テンプラシから転じて「てんぷら」と呼ぶようになったそうです。 こんな話しを店主から聞きながら頂くてんぷらは、妙にハイカラな味に思えるのでした。 お座敷もあるけれど、カウンター席でなければこんな話は聴けません。
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