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カテゴリ:本
高野秀行氏の本を読む。
『謎の独立国家ソマリランド』が好評販売中だが、図書館で借りようとしたら、貸出予約でいっぱいである。
それなら、いっそのこと、タイトルがおもしろそうなものを借りて読む。
『異国トーキョー漂流記』集英社文庫 外国人と過ごすと東京が、別のトーキョーに見え始めることを書いた異化作用が発生する本。
『アジア新聞屋台村』集英社 華人がいい加減そうだが、個人のやりたいことがどんどん実現されている。欲しいものが、手に入りづらいものなら自分で作る。会社も託児所も、新しい新聞も。様々な気が付きがあった。
『イスラム飲酒紀行』扶桑社 イスラムがどういう思考、文化で、そこで飲むにはどうすればいいかの格闘本。酒というテーマのせいか、おもしろいけど、限られた視野感がある。文体もひねり出すようで、つらそうに感じた。
『間違う力 オンリーワンの10か条』BASE CAMP これは、果たして若者に参考となる考え方だろうか。組織とかチームワークで物事を進める場合には、別の本がいいと思う。個性的になることを目指すフリー・ランスか自営業向きかも。
『ミャンマーの柳生一族』集英社文庫 ミャンマーが江戸社会であり、逆に日本の江戸がいかに文化的に優れていたかに気が付く。この本から、別のミャンマー本を手に取る予定である。国民は、1つの共通文化、価値観をもつ。ゲリラも政府も同じ価値観を共有している。
それらを一気に読んでしまった。
すごい話だ。 自分も外国が好きだけど、高野さんの経験と、培われた世界理解や世界認識は、いままで自分が目にしている旅行記とは違う。 その文化への潜入と理解と、いっしょになって行動するところが、ただの旅行や滞在と異なり、ミャンマーだったり、タイだったり、中国をしっかりとらえてている。 面白く読めるしためになる。
最近、ずっと高野本を読んでいる。
ミャンマーの柳生一族のその先を読んでみたくなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.01 10:10:23
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