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TVでサッカーを見ながら思ったこと。
サッカーにはサッカーのルールがあって、みんなそれに同意した上でゲームをするわけじゃない?選手はもちろん、見ているほうも真剣。あのゴールにボールが入るかどうか、それがもう大問題になる。 でもさ、サッカーのルールを全く知らない人、極端な話、ゲームという概念そのものが無い人がいたとして(犬とかでもいいよ)。そんな人やら犬なんかから見たら、ボールがどこに行こうと、どうだっていいわけだ。「あの人たち、なんであんな真剣にボールなんか蹴って、走り回ってるんだろう??」って感じで。 本当はボールがゴールに入ろうが入るまいが、誰も死んだりしないし、今日もごはんは美味しい。それでもわざわざ、そんなこと承知の上で、みんなゲームというものを創り出して、真剣に遊ぶ。 なんかね、この世界そのものが、サッカーと変わらないんだと思った。ふとした瞬間に。 みんなが今見ているこの現実、その中では人も死ぬし、信じられないぐらい辛いこともいっぱい起こる。でもそれすら、あくまで真剣な遊びでしかないんだ。みんなで同意したルールに則ってこの世界は作られている。これをもっと外側から見たら、サッカーと同じ程度のことなんだろうって。「みんな真剣にやっとるなぁ…頑張れ」ぐらいのね。 みんな、同じような人間に育てられて、同じように学校行って、おんなじTV見て。世界のあれこれが、もう揺るぎようのない「絶対」のような気がしてしまってる。あまりにも小さい頃から、何度も何度も同じことを刷り込まれてきたから。ホントは全部、人間が作ったルールでしかなくて、前提を取っ払って取っ払って取っ払っていけば、正しいことも間違ったことも、なんにもないのにね。悲しいことも嬉しいことも、ヒトがそう「受け取る」だけ。モノや現象は、ただそこに「ある」だけなんだ。 なんか、書いてしまえば当たり前だし、頭ではずっとそう考えてきた。けど。サッカー見てて「ああ」って思ったんだよ。こういうことだよな、世界はこうなってるんだ、って。実感したというのか。 気が狂いそうなとき、私はこんなことを考えて乗り切ったりする。何でもありなんだって。ゲームがゲームと思えなくなってるだけなんだから、って。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.01.04 09:36:53
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